皆さん、こんばんはニコニコ




今日は、読んで良かった、


わたしのおすすめの本を

ご紹介したいと思います!






島田潤一郎 著

「古くてあたらしい仕事」

         新潮社 







わたしはこの本を、


何年か前に、

奈良の『とほん』という書店の

通信販売で購入しました。



とほんさんの書かれた、

本の紹介文が素敵だったので、

興味を持った記憶があります。




読んだ後、

本当にしみじみと心があたたかくなり、

じんわりと泣けた事を思い出します。




何回も読みたい本で

自信を持っておすすめできるので、


このブログでの


初めてのブックレビューに選びました!



、、、、、。



著者の島田さんは、


32歳の時に小さな出版社をつくり、

全ての業務を1人で行っています。



この本は、


そんな島田さんの

会社を作る前からはじまり、

どのように仕事をされているかの

日々の記録です。




本を作り上げる作業は

とても丁寧で、

すみずみまで神経を使い、

良質な書籍を発行していらっしゃいますが、



いわゆる

「起業家」という、

華々しいイメージはなく、



起業のきっかけは、

会社や社会になじめなかったからだと

書かれています。




世の中には、


成功するには、とか、

起業して稼ぐ、とか、

そういう指南書はたくさんありますが、



そういうキャッチコピーに

心がついていかなかったり、

同じようにはできないと感じたり、



逆に息苦しくなる。



そんな人も実は多いのではと思います。






この本は、


それらのビジネス書とは

一線を画す本。




会社を作るきっかけとなった

従兄の死と、

従兄の両親の存在、

そして

島田さんが静かに決意したその生き方。


その事が書かれた場面は、

まるで広大な砂漠で、

こんこんと湧き出る小さな小さな泉を

発見した時のように、


読む者の心に

光のようなある種の驚きと、

感動を与えてくれます。




この本は、


仕事をする事は生きる事なのだと、

改めて実感する本。



幸せの形は人によって違うのだと、

優しく背中をさすってくれる本。


そんな本であると思います。




島田さんは、


本当に良い本を作ること。

丁寧に読者に届ける方法。


そして

自分に合った働き方で

家族との生活を守ること。


また

ずっと記憶に残り続ける、

大切な出会い。

そして思い出の日々。


、、、などについても、

この本で

書いていらっしゃいます。



淡々と、柔らかな文体で綴られているそれは、

まるで島田さんが目の前で

語りかけてくれているかのようです。




なかなか社会になじめない、

ごく普通の

やや内気な青年が、


他人と同じではなく、

自分のやり方を信じたいという、


自分を、

また愛する人達を、

大切に守る人生を


自ら決めて選ぶ。



という事。




集団社会にいると、

ついつい自己批判して、

社会に寄せていきがちですが、




自分に対しても

他人大しても、

類稀なほどの


ほんとうの誠実さで接する


島田さんの生き方。



この事の美しさと大切さが、

深く心に響きました。




、、、、、。





島田さんの優しい目線は、




同じように社会や会社で

生きづらさを抱えている

たくさんの人の心に

灯りをともすのではと思います。




今、


働いていて何か悩みがある方、

就活がうまくいかなくて落ち込んでいる方、

生きづらさを感じている方、




そんな方におすすめしたい本です。


もちろん本好きの方には

言うまでもありません。




良かったらお手にとってみて下さいね。


今夜も楽しい夢をラブラブ


sally






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