DAYS JAPANと報道のこれから | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

ブログの二回目を担当する、総合政策学部1年の飯尾です。

何について書こうか迷いましたが、今回は私がSALと関わるきっかけにもなったDAYSと、報道についてにしようと思います。

私がDAYSとはじめて出会ったのは、高校の図書室でした。
他高校と比べたわけではないので定かではありませんが、それほど広い図書室ではなかったように思います。
しかし、置いてある本、特に雑誌は面白いものが多かったので、よくNATIONAL GEOGRAPHIC等を読みに行っていました。

(このブログを見てくださっている方ならNATIONAL GEOGRAPHICについてご存じの方もいらっしゃると思いますが、世界中の発見と地球の真実を伝えてくれるという、とても素敵な雑誌です。写真も美しく、目を引くものが多いです。
創刊は1888年と歴史もあり、余談ですが、電話を発明したグラハム・ベルが二代目の会長だそうです)


そのNATIONAL GEOGRAPHICやデザインノート、NEWTON等に囲まれていたのが、DAYSでした。

初めてDAYSを手に取ったとき、内容にとても衝撃を受けました。
DAYSの記事に書いてあるようなことが起こっているという事実や、その現場をおさめた写真もですが、そういったことが起こっていることを、自分が全く知らなかったことがショックでした。

CNNやBBCでは報道しているような、海外の紛争などの問題についての情報は、日本の地上波のニュースを見ているだけではほとんど入ってきません。
日常生活の中で大きな割合をしてめているはずのテレビからこういった情報が入ってこないというのは、問題への関心を持とうにも、入口を塞がれてしまっているようなものです。

視聴率をとらなければいけないテレビ局は、その時の「流行り」の事件ばかりを取り上げる傾向にあります。
朝青竜関が怪我のある身でサッカーをしていたということがわかって以後、メディアは徹底的に彼を追いかけて、スタジオに専門家を呼び、飛行機に乗っている時の足の向きからその時の気分を推量ろうとまでしていました。

それがその時の最良の報道だったとは、私には思えません。
その分の時間で、他にもう少し価値のある何かができたはずです。

とはいえ、今の状況で報道の在り方をいきなりかえるというのは、とても困難なことです。
これからの日本の報道がどうなっていくのか、そしてどうしていくのか、他人任せにしていてはいけない問題だと思います。