こんばんは。
広報局1年沼井柚貴乃です。
9/19に約一周間にわたるカンボジアのスタディツアーからから帰国しました。
私たちはMake the heavenというNGO団体の方々と行動のほとんどを共にし、
彼らが支援するバサックスラム街に足を運びプロジェクトを実施してきました。
今回は、私たちの行ったそのプロジェクトについて書いていきたいと思います。
私たちのプロジェクトの一番大きな役割は、バサックの子供たちにTシャツを届けること。
バサックはMakeさんが支援活動をしているスラム街です。
子供たち一人ひとりの笑顔を見るため、喜びの声を聞くため、私たちは2ヶ月間会議を重ねに重ね、取り組んできました。
このプロジェクトでまず始めに行ったのは、日本の学童に足を運ぶこと。
学童では始めに、子供たちに「夢ボード」の作成を行ってもらいました。
夢ボードとは、将来の夢や「こんな風になったらいいな」という思い描く未来についてスケッチブックに描いてもらったものです。
その後、事前に家から持ってきてもらえるよう伝えてあったTシャツを着て、
描いた夢ボードを手に持ってもらい、私たちがその姿を写真におさめました。
その持ってきてもらったTシャツをカンボジアに届けることになるのですが、
ただTシャツをカンボジアの子供たちに「あげる」という感覚を日本の子供たちに持ってほしくはなかったため、
そのTシャツに対し愛着を感じてもらえるよう、子供たち自身の手で洗濯を行ってもらいました。
そして、きれいに洗われたTシャツと写真を持ち、私たちはカンボジアへと立ったのです。
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バサックに着き、目にしたものは本当に驚くべき光景でした。
雨期のためぬかるんだ地面にゴミが散乱し、異臭が漂っており、
車を降りその光景を目にしたときは、ここに暮らす子供たちの衛生環境、
健康状態がとても心配になりました。
しかし、そう思ったのもつかの間。
車を降りてきた私たちの手をぎゅっと握り、元気な声で「こんにちは」と笑顔で出迎えてくれる子供たちがいたのです。
彼らはとても親切に、私たちを彼らの暮らす学校へと案内してくれました。
私はとても温かい気持ちになりました。
さて、そのバサックで行った私たちのプロジェクトですが、まず日本同様バサックの子供たちにも「夢ボード」の作成を行ってもらいました。
みんなとても絵が上手で、日本語で説明を付け足してくれたりもするほどでした。
夢ボード作成が終わったら、いよいよ子供たちにTシャツのプレゼントです。
Tシャツを受けとった子供たちの顔は、喜びであふれていました。
嬉しそうにTシャツをかかげる子や、すぐに着て見せてくれる子もいました。
その幸せそうな笑顔を見て、私たちもこのうえない喜びを感じました。
この笑顔を見るために頑張ってきた、本当にそのことを実感した瞬間でした。
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最後に。
Tシャツのお礼として、子供たちには日本の子供たちにむけて日めくりカレンダーを創ってもらったので、私たちはこれからそのカレンダーを手に日本の学童へ向かいます。
これがプロジェクトとしては最後の活動になります。
なんだかしんみりした気持ちになりますが、バサックの子供たちにもらった笑顔と元気を思い出し、胸を張って学童の子供たちのもとへいってきたいと思います。
【文責:沼井柚貴乃】