原因不明な痛みとの闘い①⑤ | 線維筋痛症?人生山あり谷あり

原因不明な痛みとの闘い①⑤

膠原病を検索してもスケールが大き過ぎてよく分からなかった。そのうち疲れて検索をやめてしまった。

2日後

いよいよ待ちに待った線維筋痛症を診てくれる病院の予約日だ。ここまで本当に長かった。

7駅先までの電車の道のりは体調的に辛かったけどその先に”答え”があると踏ん張った。
駅から病院までは徒歩7分くらいだが、わりと大きな駅なので人が結構いて嫌な気分になった。

やっと病院に着いたら優しい色味の待合室とゆったりした雰囲気がさっきまでの嫌な気分を一気に吹き飛ばした。
座り心地の良いソファに座り問診票を書き、しばらくすると診察室へ呼ばれた。

診察室の中にいたのはホームページに載っていた写真通りの医師。髪型までホームページと変わらずだったので安心の意味で少し笑えた。

診察は問診票を見ながら話をしっかりと聞いてくれた。

いつから症状があるのかから始まり、今までの病院の流れも話した。
整形外科で線維筋痛症を信じていないと言われた事を話した時、「それはおかしい、、。安心して下さい。線維筋痛症はありますから!現にうちにも何人か線維筋痛症の患者さんが通ってますから」と言われた。
とても心が救われた気分になった。

痛みに対しては、またリウマチを疑われた。もちろんリウマチは整形外科で陰性だったことを伝えているが、「そこの医師の線維筋痛症を信じてない発言でその病院は信じれないからもう一回うちで疑いがあるものをしっかり調べさせて下さい。ただ検査は必要なものだけ最小限で調べますから」と優しく言われた。

再検査は良いのだけどやはり線維筋痛症なんじゃないかと質問した。

すると立つように言われ看護師立会いのもと体を次々押された。
これはネットで見たやつだ!

線維筋痛症の診断方法として、

特定の圧痛点を手指で圧した時に、18ヶ所のうち11ヶ所以上に痛みを感じるか(圧の強さは4kg)

らしい。

もちろん痛い。ほとんどが痛くて体が逃げたり、押された所から電気が走ったように痛くなったり大きな声で「痛い!」と何度も言ってしまった。

医師は「かなり痛いんだねー」と言い、看護師は「ごめんなさいねー」と。
やっと診断は終わった。

再度イスに座り話を聞くと
線維筋痛症の可能性も無くは無いが、もともと痛みが出たのがまだ最近だし、とにかく検査をしないと分からないから今のうちじゃ診断名はつけれないとの事。

たしかにネットでは線維筋痛症は痛みが3ヶ月以上続いた場合とあった。

とにかく今は調べるしか無いようだ。
長い戦いになりそう。

仕事はしばらく休むように言われ診断書を書いてもらった。仕事にならなかったから驚きは無く、当然のドクターストップだ。

そして神経痛の薬「リリカ」を処方された。副作用が出やすい薬との事でまず弱めから。
朝がリリカ25ミリ、夜がリリカ75ミリ。
様子を見る為、1週間後に来るよう言われた。

診察が終わり次は血液検査に案内された。
失敗されるかもと緊張したがこちらの看護師も無痛で無事に採血が終わった。

昨日も採血したし今回の症状が出てから3回目の採血。採血しまくりだな。

検査も終わり会計に呼ばれ来週の予約を取った。そして薬をもらう為、近くの薬局へ行った。初めて行く薬局だ。薬剤師に薬の説明を受けるが説明の紙には「線維筋痛症のお薬です」と書いてある。

診断名が付けれなくてもやっぱり線維筋痛症なのか?謎だがとりあえず今晩から服薬して痛みが落ち着くと良いのだが。

仕事を休む診断書は1ヶ月。どうなることやらと思った。