ひょんな事から
沖縄の斎場御嶽(せいふぁ・うたき)
の寄満(ゆいんち)に祀られているのが
天女加那志"である。と判明し


沖縄の羽衣天女の伝説を追っていくと
"天女""弁財天""国の守護神"
とされていた事が分かりました。



確かに、弁財天(弁才天、辯財天)も吉祥天も
仏教でいうところの"天部"の存在で
天女である訳ですが 何故
"国の守護神"なのかしら?

分かるような…分からないような…滝汗





話しは"琉球王国"時代に戻り


↑ Wikiより拝借してますが、
琉球王国の国章は神社でよく見かける
右回りの三つ巴紋なんですねポーン
今気づいた滝汗


( "日の丸日本"の元も沖縄か?
みたいな話しも聞いた事があります)




沖縄には"おなり神"という
姉妹が兄弟を守るという考え方(信仰)が
琉球王国よりも古くからあるようです。


政のトップである国王に
神の声を伝え、守り導くおなり神は、
王の姉妹などが聞得大君となり
神女のトップに立ち
祀りを行ってきた琉球王国。


日本では、皇女、豊鍬入姫命や
倭姫命が有名な伊勢神宮の
"斎王"
(他の神社では唯一"賀茂神社"の
斎王(斎院)がいました)

ヤマトにも、琉球にも同じ制度があったのですね



大和と沖縄には、1本の霊的な流れが
脈々と、海や視えない道を通じて繋がって
いるのかもしれないですね…。



昔、沖縄に居た頃、神人グループの
お一人から聞いた話し。

もう今はご存命ではないですが、
沖縄のある神人(かみんちゅ)さんが
いつの頃からは分かりませんが
昭和の時代、ときどき皇居に呼ばれ
御神事をされていたそうです。

皇室に、国の神事を出来る神女、
それだけの神をおろせる力を持つ方が
いらっしゃらなかった…。
のか?詳しい理由は分かりませんが
とにかく沖縄の神女が呼ばれたそうです。




ヤマトの斎宮、斎王が天照大御神を祀り
仕えたように 沖縄には
聞得大君と切っても切れない関係である
"君真物"(キンマモン)、あるいは
君テズリ と呼ばれる神がいます。



キンマモンは沖縄で信仰されている神であり、

「君真物」と表記する。

この神は、遠方(海の彼方)から時を定めて

来臨し、沖縄の最高神女である

「聞得大君」に依り憑く神である。

このことから、琉球神道の最高神であるとも

考えられる。


キンマモンに関する伝承は、『琉球神道記』、

『琉球国由来記』等に見える。 

『琉球神道記』にはこのような伝承が書かれている。「昔、人がまだなかった頃、

天から男性神シチリキュ(シネリク)

女性神アマミキュ(アマミキヨ、アマミク)

が降りてきた、この二神は国を作った。


また、主(王)の祖先、神女の祖先、

土民の祖先を産んだ。そして、


竜宮から火がもたらされ、国が成熟し、

人間も成長した。

この時に人間を守護する神キンマモンが出現した。

この神は海底を宮とした。また、毎月出現託宣して所々の拝林に休んだ。


とあります。椿説弓張月にも


新年に海底から現れ、その年の

新しい"火"を与えるキンマモンが

書かれています。






つづきます真顔