父が誤嚥性肺炎になり


緊急入院したのは12日の未明



あの40度の発熱と呼吸困難の中


貴重品(お財布・保険証・通帳・カード・スマホ等)を


しっかりとカバンに詰め


クーラーと照明を消し


玄関ドアの鍵を閉めてから救急車へと向かった父



唯一の心残りが


翌日13日に控えた母の新盆


準備が出来ないことが一番の気掛かりだと言われ


慌ててお花屋さんと八百屋さんのお婆ちゃまに聞いて


色々と用意しました



父の12歳下の妹


つまり私の叔母からも


「お供物送ったから


ちゃんとやりなさいよ」と言われ



全く無宗教の私には


いったいなんの事やら…


でも先祖代々受け継がれてきた風習を


途絶えさせるのは忍びないので


お盆のお迎えさせていただきました



お花屋さんに

「なんで皆さんホウズキ買うの?」

って聞いたら

「提灯変わりなんだよ」


オガラを燃やす迎え火は

ここだよって目印で

お迎えの日は早い時間に焚いて

お帰りの日は名残惜しいから

遅い時間にしなさいねと言われた


ほお〜お勉強になりますわ



遠い昔の記憶の中で

父が何かを玄関前で燃やして

胡瓜と茄子の人形らしき物を作って置いていたのを

うっすらと覚えているが

意味など分かるはずもなかった


軍医の娘として海外で産まれ育った母は

国外の戦地を転々とし

日本の古い風習を

お婆ちゃまから教わる事がないままに

18歳で東京に上京したので

私も伝えられた記憶がなく

この年まで無作法のままでした


父達が受け継いできた

古き良き日本の風習ですが

子供のいない私の代で途絶えます


なんなら私は1人で死ぬし

誰も迎え火なんか焚いてくれないけどね〜

と心の中では毒づきながらも

病床の父を安心させる為

写メを送信します


かなり体調は良くなって来ている父ですが

「お母さんの一周忌と同じ日に逝けば

一緒に済むから楽だよな」

なんて気弱なことを口にします


今月末に母の一周忌法要を控えているのですが

それまでに退院出来なければ

一緒に済ませて欲しいらしい…


私に叶えられることならば

全て叶えてあげたいと思った

母の新盆でした



お盆期間中は

仕事前に実家へ行き

窓を開けて空気を入れ替え

母とお爺ちゃまとお婆ちゃま

3人の位牌に手を合わせ 

お線香をあげ

植木の水撒きをしてから出勤


仕事を早く切り上げて

父の面会へ行き

洗濯物を預かり

その後も実家へ行き

朝開けたカーテンを閉めて

お線香を上げて帰宅します


疲れて果てて

今自分の居る場所が

把握し難い事も多々ありますが

気力で頑張りますわ!


心配だったコロナも

どこかへ消えて行ってしまいました


ただ私の気掛かりは

左目奥の頭痛


私の左脳さんへのお願い

右脳さんの様に自己脳血管バイパス形成を

頑張ってくれ〜お願い