『命』


 まだ大津波警報は、解除されていない

 

 幸い、輪島に住む家族とは連絡が取れた

 みんな無事で、自宅は停電しているので

 避難しているとの事。


 3.11を思い出した人が、大勢いるだろう

 私もその1人だ。


 私の実家は、海の真ん前にあった。

 子供の時から、

 地震が起きたら、逃げる!!

 そんな生活が、当たり前だった


 3.11

 私は、東京にいた。

 テレビでは、大津波警報が発令され

 私の地元は、

 "10mの津波予測"

 と画面に映し出されていた。


 それから1週間

 家族とは、連絡が取れず

 どこかで、生きてると信じる私と、

 もう無理かも.....

 と覚悟しようとしている私もいた。


 無事に家族と連絡が取れた時の状況を、

 今でも、鮮明に覚えている。


 母親は、

 避難した山の上から、

 自宅が流されるのを見ていたそうだ。


 そんな母親が震災後に言った言葉


 『命』があれば、

 いつからだってやり直せる。

 物は、お金さえあれば、また買える。

 だから、

 『命』があるだけで、有難い。


 ご近所さん、親戚、知り合いを大勢亡くし 

 自宅、衣類、思い出の写真、

 津波は、全てを一瞬で奪い去ってしまった


 目の前で、その経験をした母だからこそ

 言える言葉なんだと、思った


 まだ、今回の震災は終わっていない


 2024年最初の日に、

 改めて、今ある『命』に感謝し、

 当たり前と思っている事こそ、

 当たり前じゃない事を、

 改めて気付かせてもらえた。


 私にできる精一杯の事で

 今回の震災には、向き合っていきたい。


 1日でも早く、もとの生活に戻れるように

 心から祈り、願います。

 

 2024年

 よろしくお願い致します。