皆様は活舌(かつぜつ)に自信ありますか?
四月(しがつ)と七月(しちがつ)、お客様に間違いなくお伝えする自信ありますか?
私は活舌が良くないのに、またまた基本の手抜きでお客様にご迷惑をかけました。
私が30歳の頃、親しくお付き合いさせていただいている地場企業の社長より電話がありました。
「伊東君、息子の婚礼来年の7月にお願いしたいんだ」。
希望日が確保でき、打合せは年明けてからにしました。
1月中旬に社長より 「そろそろ打合せしようか?」 とご連絡を頂戴しました。
私は 「ご招待状の名簿が完成してましたら3ヶ月前から打合せで充分間に合います」とお答えしました。
やがて2月にはいり、再度社長からそろそろ打合せをしたいとの連絡を頂きました。
私は、「3ヶ月前の4月に入ってからすぐ打合せしましょう」 と申し上げたところ、
「何言ってんだ!息子の婚礼は4月だぞ!」
そこで初めて日程の間違いに気が付きました。
社長は4月と仰ったのですが、私が7月と聞き違いしていたのです。
ご希望の7月○○日を確保しましたと何度か繰り返しお伝えしたのですが、私の活舌が悪く、社長には7月と聞こえなかったのです。
社長は4月と思い込んでおり、お互いの勘違いのまま時間が経過していました。
既に4月に会場の空きは無く、社長には大変なご迷惑をお掛けしました。
・来賓へ日程変更のご連絡。
・遠方からご出席のゲストの宿泊再手配。
・引き出物の再手配。
・社長希望の司会者の再手配。
・新婚旅行の日程再予約 等々あの時は本当にごめんなさい。
ここでも婚礼の申し込みをいただいた時に、、日程確認書を提出しておれば問題なかったのです。
ですが社長と親しいと勝手に思い込み、基本の業務をしなかった私に非があるのは明らかです。
加えて私の活舌が悪く7月○○日会場確保できましたとお伝えした段階で、
「伊東君、違う!7月ではなく4月だぞ!」。
と間違いが修正できました。
以来ホテル現役中 4月⇒よんがつ 7月⇒なながつ という癖がついてしまいました。
1~2年に一度お客様から、
「伊東さん、(よんがつ)と(なながつ)の言い方なんか変、なにやらかしたの?」
と嬉しそうに聞いてきます。
そこで間違いの経緯をきっかけに、楽しい雑談タイムの始まりです。
さて皆様は活舌に自信がありますか?
今はメールでのやり取りですので日程の間違いなど発生する余地はないのかな?
老婆心ながらメールは確かに便利でほとんどの用件は済ますことが出来ますが、お客様と直接お会いする時間も大切にしてね。
今日はこれでお終い、又ね。