売上増を実現する宴会セールステクニック

売上増を実現する宴会セールステクニック

小手先ではなく心構えからしっかり考える、目から鱗のホテルセールス実践論。当たり前だけど大切なことを、ご一緒に確認していきましょう!

 営業現役時代、私より仕事ができるスタッフはたくさんいました。

ですがクレームが発生、お詫びに行く回数は、多分私が断トツでした。

何故私が断トツだったのかは、「支笏湖グランドホテル宿泊事件」がキッカケになったのです。

私も最初はお詫びに行くことがイヤでしたが、お詫びのコツが分かってくると

人には任せておくのが、勿体ないと考えるようになったのです。

一所懸命に謝ると、ほとんどのお客様が私の味方、もっと分かりやすくいうと「伊東の顧客」になってくださったのです。

その秘訣を皆様にお伝えします。

 

 京王プラザホテル札幌を辞める時の送別会に、50~60人集まっていただきました。

出席者から一言スピーチをいただきましたが、ほとんどのスタッフが、

「伊東支配人は率先してお詫びに出てくれました。私と同行していただき感謝しております」

との言葉を沢山頂きました。

実をいうと私がお詫びに伺ったほうがお客様と仲良くなり、顧客になってくださることが数多くあったのです。

ですから当時のグループリーダーから”お詫び”という絶好の顧客をつかむチャンスを奪ってしまいました。

グループリーダーの方々、ゴメンね。

その当時私がお詫びに伺った時の考え方をご参照くださいませ。

 

 1,素早く対応、できれば当日、遅くても翌日。

 2,絶対放置しないこと、悪い評判は拡散必至。

 3,お客様のおっしゃりたいことは全て伺う。

 4,お怒りの途中では絶対に口を差しはさまない。

 5,言い訳は禁物。

 6、気持ちが落ち着くのを待つ、同じことを繰り返すのがその兆候です。

 7,その兆候が出始めたら、機を見て心からのお詫びと事後の対応をご説明。

 8,加えて自分が代表者、このクレームは自分が「最後の砦」の意識を強く持つ。

 9,故に絶対自分で解決する、上司を引っ張り出さない。

 10,クレーム対応はリピーターへのチャンス、お客様を顧客へ!!

 

以上のような考えのもと、お怒りのお客様の会社に伺いました。

結果多分90%超える確率で、クレーム客から一転顧客になっていただきました。

(支笏湖グランドホテル宿泊事件は後日気が向けばお話します)

営業管理職の皆様、扱い商品や職種は関係ありません。

お詫びから逃げないでね。

トラブル解決は、あなたが顧客を増やす絶好のチャンスと思ってね。

命まで取られる心配はないから、正面からぶつかってね。

意を決してお詫びに伺うと、きっと気持ちがすっきりすることは経験者の私が保証します。

頑張ってね!

 

今日はこれでお終い、又ね。

 今宴会販売にいるあなた、現在あなたのポジションは、下記でいうとどこ?

①エースで四番打者?チームの中心選手?

 ⇒独りよがりじゃない自信ある?

 ⇒得てして人間自分にあまいから、自身を過大評価してない?

②トレード要員?

 ⇒自分を取ってくれる部署本当にあると思ってる?

 ⇒他部署に対しても態度大きくなかった?

 ⇒誰に対しても自分から挨拶してた?自分より年下でも、女性に対してもちゃんとしてた?

③戦力外?

 ⇒まさか自分には関係ないなんて楽観してない?

 ⇒直属の上司に嫌われてない?本当?自信ある?

 

さてあなたは冷静に見てどこにいると考えてますか?

オレを外せるハズはないと思ってる?

誰でも一番可愛いのは自分だよ。

人生一寸先は真っ暗闇です。

イザとなった時、自分を救ってくれる上司いる?

一度じっくりと自分を振り返ってみるといいかもね。

 

今日はこれにて失礼します、又ね。

 営業マン向きの性格とは、どんな人を指すのでしょうか?

殆どの読者は異論あると思いますが、

 

■ 挨拶がしっかりとできる人

■ 内気で心配性の性格の人

 

以上二項目が私の答えです。

今までの経験で上記のような性格の方は、ほとんど営業マンとして及第点以上でした。

あくまでも伊東個人の意見です。

意外とお考えの方が大半だと思いますが、私の43年のホテルマン経験から得た事実です。

挨拶がしっかりできる人はそんなに難しいことではないと思います。

相手の眼をみて、その場面、場面に時にあった文言を出すだけ。

いきなり人生論を語り合う必要もないのです。

 次の心配性の営業マンは、仕事上の失敗が極端に少ないのです。

例えば、

・料理数の変更を調理場に伝えただろうか?

・人数の変更を関連部署に連絡しただろうか?

・会場内看板の変更を連絡しただろうか?

・コンパニオン変更の手配は、伝えただろうか?

・席札の手配は間違いなくしただろうか?

等々心配になると確認、チェックしないと気が済まないのです。

時間が何時になろうと確認せずにはおかないのです。

ですから見方によると「ドン臭い」タイプですがイベントが終わると殆ど成功しています。

従ってお客様の信頼も厚く、宴会の引き合いも途切れません。

リピーターも知らないうちに増加、トップセールスに近づいているのです。

 

営業経験が浅いころは違ってました。

 いつも話題の中心にいて、口八丁手八丁の方がいいと思っていました。

ところがそうではなかったのです。

一見営業向きと思われるスタッフほど、長続きしないのです。

札幌グランドホテル、京王プラザホテル札幌を通じて思い知りました。

さて皆様はいかがお考えですか?

やはり明るい性格で、会う人全てを引き付ける人ですか?

私はそういった営業マンに巡り合うことは稀でした。

 

 今は人事異動の時期もはっきり決まってはいないようです。

普段から他セクションに気配りを怠らないでくださいね。

 

今日はこれにて終了、又ね。

 

 

 2022年(確か)10月24日(火)道新朝刊です。

プロ野球ソフトバンクの新監督小久保裕紀さんの就任会見の記事でした。

「勝利の女神は細部に宿る。普段の振る舞い、言葉遣いが勝ちにつながる」と

選手に対し訓示したとありました。

素晴らしい、感心しました。プロ野球歴代の名監督も同じことを選手に話しております。

川上監督、野村監督は野球選手の前にちゃんとした振る舞いの出来る社会人になれと話しています。

小久保新監督の考えも同じことのように思われます。

これはどんな職業にも言えることだと確信しています。

 

 以前にもお伝えしましたが川上監督、野村監督、星野監督も新人選手で挨拶が出来、

野球道具を大切にする新人選手は高い確率で一軍に上がってくると申しておりました。

 

 私の43年間のホテルマン生活のなかで分かったことですが、ちゃんと挨拶が出来、社会常識がそなわっており

ホテル備品(宣材パンフ等)を丁寧に扱う新人は、ほっておいても合格点の営業マンに成長していきました。

営業の事を何も知らなくても全然問題無しでした。

 

 職種の如何に拘わらず、仕事を始める前に大切なことが出来る新人は、重要な戦力になる確率は相当高かったのです。

特に営業職上司のみな様、社内から営業スタッフにスカウトする場合、挨拶がしっかりできることを判断の基準にしてみませんか?

私も最初の頃は、人当たりがよく、常に場をリードする会話の持ち主が営業マン向きと考えていました。

ところが永い眼でみるとそうではなかったのです。

一見営業マン向きと思われるタイプの人材は、長続きしませんでした。

精々1~2年で営業マンとしては限界でした。

どちらかというと、引っ込み思案で,内気で、いつも人の話を黙って聞いている人のほうが営業成績は上でした。

私の43年間の経験からの感想です。

 

ですが正直なところ、誰が営業マンとして期待通りに働いてくれるか否か、わからないというのが正解ではないでしょうか?

営業部門に配属になり、周りがそんなに期待していなかったにも拘わらず、ポイントゲッターに成長する場合もあるのです。

(私がそうかも?営業に移った時の伊東は27歳で91キロ、時代遅れの眼鏡フレームをかけたデブでした)

ですが人の判断とは難しいですね。

そんな私ですが当時の販売部の難しい難題を何とかクリアしちゃったんです!!

(三越の展示会料金発生事件、婚礼の日程変更に3日間通い新婦母⇒新婦父、最後には家族全体を説得等々)

それが原因かどうか分かりませんが、ジョブローテーションで1年間(だったらしい)の約束だったはずの宴会販売部に

永く務めることになったのです。

 

私のことはともかく、挨拶がシッカリできること、それさえちゃんとできればなんとかなります。

少なくとも平均点以上の営業マンになる確率は相当高いでしょう。

 

さて人事権のある皆様、普段から挨拶の出来る他部署の若い衆をマークしておいてね。

でも私が宴会販売にいた昭和50年頃は、宴会販売に来たい若い衆がゴロゴロいたっけ。

今は、「宴会販売だけには行きたくない。そうなったら会社辞める」との意見が大半らしい。

なんてこったい!!

 

札幌もホテル新設ラッシュがしばらく続きます。

ほとんどが客室主体で宴会場は少ない見込み。

宴会販売、大変だけど楽しいと思うんだけどな。

 

現在販売に携わっている皆様、頑張ってね。

今日はこれでお終い、又ね。

 

 

 お客様とお会いする時の最低の礼儀について考えたことある?

以下私の実体験をご報告いたします。

営業マンになってしばらくして気が付きました。

お客様と夢中になって冗談を言い合い、自分ではとてもいい時間を過ごしたと思いこんでいました。

しかしある時お客様の心に、何か疑念があることに気が付きました。

何かおかしい?何か変?どこが?はて?

そこで自分では、会話も弾んでいたし相手も喜んでいると思い込み、いい気になっていたことに気がつきました。

それは友達口調がズーツと続いた結果、お客様の心に、

「こいつ、調子に乗りすぎだな。礼儀を知らない無礼な若造め!」

との微妙な感覚が生まれていたのです。

あくまでも私の感覚です。(私の考えすぎ?)

 

それからです。

お客様とお会いした時、最初と最後に私はあなたをお客様と思っています、ということを態度で表すことにしたのです。

簡単に言えば、最初と最後の挨拶をちゃんとすることにつきます。

そのかわり話の途中はいままで通り、崩れっぱなしのこともしばしば。

ですが最初と最後に、特に最後の挨拶で相手に敬意をしっかりと示すことです。

当時私は30歳を過ぎたばかり、お客様は40代後半から60歳位までで、ほとんどの場合私より年上でした。

いつも友達口調でいてはよろしくないと考えますが、あなたはどう思いますか?

お互い順調な時には何も思わないかもしれませんが、何か気まずい思いがあったとき、

「そういえばあいつ、いつも友達みたくオレに接していたな」と考えます。(私の考えすぎ?)

そうなってからでは拙いとおもいませんか?

時には最後の挨拶をちゃんとした時、お客様から、

「伊東君って随分固いな」

と言われたこともありました。

私の考えすぎかもしれませんが、多くの場合、最初と最後の挨拶をキチンとしておいてよかったな、と思っています。

皆様はどう思われますか?

あなたは自分なりの敬意を表す方法をお持ちのことと推察しますが、私のやり方がなにかしら参考になれば幸いです。

伊東は固すぎ?それとも・・・・・

 

今日はこれにて失礼いたします、又ね。