昨日の朝、6月に入って初めて手帳を開きました(笑)。
 すごいよね〜。そんな人、滅多にいないよね(笑)。
 初めて開いたのだから、当然、6月は真っ白。
 階下に降りて行って、社員に予定を書き込んでもらいました。

 昨夜はお店に大学時代のご学友様たちが来てくれました。
 同じゼミで、イタリア在住のいずみちゃんという子(子と言ったってもはや還暦だけど)が来てくれたので、何人かの仲間が集まってくれました。

 大学時代の仲間は、国文科のご学友様と、音楽部のご楽友に大別されるんだけど、社会人になって以降、どっちのお友達の集まりでも、仕事の話をした記憶はありません。
 学科の人とは文学(和歌中心)の話になるし、音楽部の人とは音楽か楽器の話になる。
 まあ、どちらにせよ浮世離れした、能天気な話になるのです。

 これが中学・高校時代の友達になると、久々の再会の場合には、必ず「仕事、何やってんの?」と聞かれます。
 最初は広告代理店勤務だったから、それを言っても「そうなんだ〜」で終わっちゃう。
 ところがその後、ソニー生命に入ってバリバリの保険屋さんになってからは、反応が返って来るようになりました。
 どんな反応かと言うと、

 「え〜っ、お前が?」という反応です(笑)。

 中学生の頃はまだ子どもだったから(身長も150センチくらいだった)、子どもの延長で「元気な子ども」だったけれども、高校生の頃は「無口な人」だったのです。
 ふさぎ込んでいたのではありません。
 何らかの自己防衛反応が働いて、口数が急に減ったのでしょう。

 だから、「え〜っ、お前が?」という反応は、「え〜っ、お前みたいな会話ができない人間が、保険なんて売れるの?」という意味なのです。
 後にセミナー講師が本業になってからはもっと顕著で、「え〜っ、お前が? 人前で喋れるの?」と言われたこともありました。

 今になって思えば、大学時代の友人たちだって、「え? イソちゃんが? 保険屋?」という思いはあったと思います。
 なぜなら、

 ●そもそも無口
 ●無愛想
 ●言葉が短くて乱暴
 ●質問できない
 ●人見知り
 ●すぐに怒る

 という人間だから(笑)。

 もちろん、そんな私に話し掛けてくれるありがたい人に対しては、普通に返事をしていましたよ。ただし、自分から話し掛けて会話になるということはほとんどなく……だから、合コンなんて最悪だよね。何もできずにジト〜っと酒飲んでるだけだから、「あの人、暗〜い」と思われるだけ(笑)。
 要は「会話ができない男」なのです。


 そんな私だからこそ……なのだろうね。
 セミナーのレジュメには「禁句」がた〜くさん出てきます。
 「それを言っちゃ〜、オシマイよ」という言葉が。
 言葉の数が極端に少ないからこそ、売れる言葉、売れない言葉に非常に敏感になる。
 ダン・ケネディ曰く「その言葉を発した瞬間、セールスは台無しになる」という言葉ってのはた〜くさんあるのよ。

 でもその「禁句集」をセミナー未受講の人が見たら……「え〜っ、オレ、禁句しか喋ってないじゃん!」になるんだよね〜。
 例えば「老後」。
 ダン・ケネディは、高齢者向けのマーケティングの本の冒頭でこう書いています。

 「老後? そんな言葉を使ったら、誰にも何も売れないぜ?」。

 でも、保険屋さんは「老後」が大好きだもんな〜(笑)。
 ごく短いスクリプトの中に、5回も6回も出て来ちゃう。
 だから「そこでおしまい」になっちゃうのよ。
 
 そんな話もど〜んとしますからね。
 お楽しみに。