いやはや、今度は行司の最上位である立行司がセクハラ騒動を起こしました。
一体どうなっているんでしょうか?
色々と感想はありますが、ガバナンスの点で一つ書きたいと思います。
今回の立行司は宮城野部屋の所属だそうです。
宮城野部屋とはあの白鵬が所属するのは部屋です。
白鵬が今回減給処分を受けましたが、これまでにも何回か注意などの処分を受けています。
そこにこの行司事件です。
宮城野部屋のガバナンスはどうなっているのでしょうか?
宮城野親方に何の処分もないのは不思議ですね。
これも相撲協会の体質でしょうか。
ところでワイドショーを観ていて、ちょっと引っ掛かります。
行司を審判として捉えている向きが多いですが、違います。
審判は土俵下の5人です。
行司は呼んで字のごとし、進行を司る人です。英語で言えばMC、すなわちMaster of Ceremoniesです。一般には司会と訳されています。
ですから、番付を書いたり、土俵祭りを取り仕切ったりするのも仕事です。
また物言いがついた時に、勝敗の決定は5人の審判が行い、行司は判定に反論はできません。
これに限らず、間違った認識で議論(?)を進める司会者やコメンテーターが多いですね。