弱者の戦略 | 営業は科学だ!  Welcome to the Science of Sales

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3K(勘、経験、気合)で語られる営業ではなく理論的に体系だった手法により、第一線のセールスのスキル向上とともに適切な部下の指導や業績管理を行い会社に貢献できる管理職、経営者の一助となる。

久しぶりに面白い本を見つけました。
本屋でたまたま平積みにしている本を手にとって立ち読みしていたら面白かったので買って帰りました。少し夜更かしをしましたが、一気に読んでしまいました。それは、

「弱者の戦略」 稲垣 栄洋 著  新潮選書 2014

著者の専門は何と、「雑草生態学」。
そんな学問もあるのですね。
内容は雑草をはじめとする自然界の植物、動物の研究から見た弱者の戦略です。

その中からひとつ面白い譬えを紹介しましょう。

横綱に相撲で勝つことは難しい、というかまず不可能でしょう。
しかし、もっと巨大な相手なら勝つことも可能です。
以下引用 
「たとえばゴジラと相撲をとって勝利することは難しくないだろう。
土俵の大きさは、直径4.55メートルと決められている。この限られた範囲であれば、ゴジラは土俵の中に立つことさえできない。
限られた小さい範囲であれば、小さい方が圧倒的に有利なのである。つまり、戦いを避けることができるのである。」

別に笑い話でも、ナゾナゾでもありません。
私が以前に書いた 営業版「ウサギとカメ」競技のルールを変えよう(2014-3-28) を覚えておられるでしょうか。
戦略さえうまく考えれば強いと思われている相手に勝つことは可能なのです。

私が考えてきた営業の戦略も、この「弱者の戦略」にあてはまる、あるいは何故有効なのかの説明ができるようです。

一気に一度読みましたが、今再読しています。

機会があればこれに基づいて私の考えを再整理して書いてみたいと思います。

とりあえず、次回はもうひとつ、「ナンバー1とオンリー1」について紹介してみます。


さあ、今夜はいよいよW杯の準々決勝 ドイツ vs フランス、そしてブラジル vs コロンビア があります。
眠る暇がありません。