商店街のブティックはなぜ潰れないのか?

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『ワークマン女子』のモデルをやってる子が、どう見てもワークしてくれなそうに見える、家族で海外移住を目指すサラリーマンKANZOです。


さて、本日は商店街のブティックはなぜ潰れないのか?というテーマでお送りします。


ブティックとは、フランス語で『小さな洋装店』という意味だそうです。


トレンドを無視したデザイン性。


柄モノとツイードが多めのラインナップ。


ほぼ100%手書きのプライス。


そう。


皆さんご存知、あのブティックです。


※おふらんすを意識してると思われます。


まず、立地は高確率で商店街のメインストリートにあります。


次に、全面ガラス張りか何も無しなので、通行人が全商品をイッキ見できます。


更に、年間通してほぼ50〜70%オフセールを展開してます。


最後に、店員すら見当たらないこともあります。


なかなか気合い入ってます。


なぜ、そんな商店街ブティックがこのご時世でも生き残れるのでしょうか?


それは、ほとんどの方が容易に想像できると思いますが、地元の高齢者がヘビーユーザーだからです。


※ヘビーユーザーです。


『だって、お友達がやってるブティックだもん。そこでお洋服買ってあげなくちゃ!』

『いつもお世話になってる○○さんのお店だから、たまにはそこで買ってあげよう!』


それ以外の理由が見当たりませんよね。


コレは、同じく商店街の花屋、布団屋、電器屋、スナックにも当てはまります。


お気付きだと思いますが、共通点は商店街であるということです。


じゃあ、商店街ってそもそも何なの?というところになります。


背景を簡単に言うと、高度経済成長期後に農業を離れて小売業を営む人が増え、零細小売業たちを中間層化するために作られたのが商店街なんです。


ところが、1980年代に小売業の規制緩和が進み、バブル崩壊後は追い討ちをかけて、閉店するお店が続出しました。


そのうえにリーマンショック、コロナちゃんと続き、軒並み資本力のあるチェーン店や繁華街の中心部にある路面店が、バッタバッタと潰れていく中、商店街のブティックたちはまだ残存しています。


このゾンビのような体力は何なんだ??


確実に売ってるモノは洋服ではなく、ヒトですよね。


店主のおじちゃん(もしくはおばちゃん)に会いに来て喋ってるだけです。


そのついでに、何だかわからないけど洋服を買って帰るワケです。
#一概には言えないけどね


コレってもう、コロナちゃんとかお構いなしで無双状態に近いと思います。


※無双状態というか夢想状態のKANZO


好きな人に会ったり、困ってる人を助けたりしてるだけで、そこに媒介する商品(洋服)はお茶菓子のような(最悪なくてもイイ)存在です。


それって、最強過ぎじゃね?


僕も今、実はそんなローカルな商店街の近くに住んでるのですが、コレはめちゃくちゃ実感します。


結局、ヒトってヒトに懐くんだなーと。


ビジネス(お金)の前にヒト。


嫁と娘がいるマレーシア・ペナン島も同じようなコミュニティを感じられます。


商店街のブティックから学ぶことは、まだまだたくさんありそうですね~(´∇`)


KANZO