午前中、家で仕事をしていたらインターホンが鳴ったので、モニターを見てみると、
カメラに向かって、ぐいっと誇らしげに身分証明書と思しきカードを突き出す男性の姿。
インターホン越しに、何やら自己紹介の口上を述べているらしいけれど、くぐもって聞こえづらいのと、
ていうか、玄関ドアの向こうからもう肉声聞こえてしまっているし。
鍵を回し、玄関ドアを開けると、NHKの方だと名乗られました。
「この部屋にお住まいの方ご本人でしょうか」
「はい、そうです」
「テレビは設置されていますでしょうか」
そこで、はて、どうだっただろうか・・・、と、私は自分の部屋の様子を思い出してみたところ、
”テレビはない”という考えが、おぼろげながら浮かんできたので、
「ありません。」
と答えましたら、そのまま、わかりました、と帰っていかれました。
今日も、猛暑日。彼は汗だくでした。本当にご苦労様です。
以前、テレビを撤去しNHKの契約を解約しようとしたら、解約するのにとっても手間がかかりました。
解約を申し出るのに電話しかチャネルがないのに、その電話がつながらないこと!
しかもその電話、混雑しているからまたあとでかけなおせ、という自動音声だけ聞かせて勝手にブチっと切れる。
”順番におつなぎしますので、このまましばらくお待ちください”の選択肢をくれないのです。
1週間くらいかけて、何度も何度も、何度も何度も(本当に何度も)かけてかけて、かけ続けてようやくつながったあとも、
なんで解約するんだ、テレビはどこへやったんだ。
あげた、だと?
どこの誰だ、譲渡先の住所と名前を述べよ、と。
言わないなら、解約させないからな、と。
個人情報の取り扱いにうるさいこの昨今にあって、第三者の個人情報をNHKに告げる心苦しさよ。
解約するのに、ここまで苦労するサービスは、ろくなもんじゃないに違いない。
そう信じるに足る、とても残念な経験でした。
そんなことを懐かしく思い起こしつつ、ヒルナンデス!を見ながらランチにパスタを食べた今日でした。
サラピ
