実は、先週の火曜日に会った時


「昨日はダメだったから、今日会いたかった」


と言ってもらえたのですが、


それに続いた言葉は


「来週の月曜日も、有給とるから、ダメだから…」


と言われていました。


その時は、会えた嬉しさで


「うん、わかった」


と、素直に言えたのです。


それに、今週みたいに曜日をずらして


会いたいって言ってくれるだろうなぁと


単純に考えてました。


でも、やっぱり今週はダメみたいです。


月曜日…海原お休み。でも、お昼にちょっとだけ呼ばれて出社。

      午前中で用事は済んだって言ってたから

      もしかして、そのまま午後は仕事するのかな?とちょっと期待♪

      でも、電話一本して、後輩に何かを頼むと

      帰っちゃいました。

      午後は、ごろごろするって言ってたけど…

      夕方、メールがくるかと待ったけど、ダメしょぼん


火曜日…この日も、実は、イベント準備。

      ちょっとはなれた場所だったので、

      みんなでお昼を持っての外勤。

      お弁当を持ってこなかった海原には

      後輩が余分なパンを、

      私が多めに握ってきたおにぎりを差し入れ。

      夕方、「ごちそうさん」と言いながら

      近くの美味しいという評判のお菓子屋さんの

      クッキーをくれました。

      なんでも、お昼休み、みんなが休んでる間に

      買いにいってきたとか…嬉しいニコニコ

      夕方は、みんなグロッキー

      残業する余裕もなく、早々に解散。

      海原も、すぐに帰っちゃった。

      さすがに、お互い、汗だくじゃ、ダメだよねしょぼん


水曜日…今日は大丈夫かなぁと

      一日、ドキドキ。

      夕方、飛び込みの仕事が入って、ちょっと焦りまくり。

      でも、海原も残業中。

      もしかして、もしかして

      合わせてくれてる????

      でも、私が帰りの車に乗り込んでも

      携帯は鳴らず。

      はぁ…ダメかぁしょぼん



月曜日に会えない週って、


こんな風に、妙な期待を持って毎日を過ごしてしまいます。



「会うのは月曜日だけ」と割り切って考えていればいいのだけれど


たまに、そうじゃない時も、会えたりするから


やっぱり、期待しちゃう気持ちが、どこかに


出ちゃうんですよね。



そうして、いらない心配をして


自分で自分を疲れさせ、


一人でイライラしちゃう。



こんな年なのに、

割り切った、大人にって、

なれないなぁ…



今日は、課をあげて

土曜日、日曜日にあるイベントの準備でした。


いつもなら、私は、電話番で会社へ居残り組。


ただ、今日は、どうしても都合のつかない社員が多く

準備にでかけられる人数が少なく

私も、駆り出されてしまいました。


5月も半ばというのに

一日中寒くて、

外での準備は、

はっきりいって、ちょっとつらいしょぼん


みんな一生懸命がんばっているのだから

と思い、私も、自分なりに頑張りました。


でも、寒さのせいか、なんだか、体調が…


それでも、午前はなんとかこなしましたが、

会社へもどって昼食をとっていると

どんどん、どんどん、

頭も、体もどんよりと重くなっていくのが

感じられました。


「じゃあ、午後もお願いします」


イベントの担当者が、

お昼時間が過ぎると

みんなに声をかけました。


午後は、会議や出張で

午前よりも人数が減ることはわかってます。


準備は、思ったよりも手間取り、

午後中かかっても終わるかどうか…


午後はパスしたいという思いもあったのですが

そういうわけにもいかず、

みんなと一緒に、また、準備へと出かけました。


口を開く暇もなく

みんな黙々と作業を続けます。


作業しながらも、どんどん、体調が悪くなっていくのが

わかります。


でも、それを言うのも気が引けて、

私も、作業に集中することだけを考えました。


ただ、妙な寒気と、頬のほてりが

いやな感じです。


「サラ、会社に帰っていいぞ」


そんな時、少し離れた所から声を掛けてくれたのは

海原でした。


「えっ?」


不意に、かけられた声に、驚きました。


「具合悪いんだろ?」

「あとはみんなで手分けしてやるから

 お前、帰っていいぞ。」


「サラさん具合悪いんですか?」


「あっ、ホントだ、顔色が悪い。」


「あとは、大丈夫だから、会社に帰ってください。」


海原の一言から、

みんなが、私の体調の悪さに気付いたようでした。


「うん」


もう、限界に近かった私は

それだけ言うのがやっとで、

会社へ戻り、自分の席でつっぷしてしまいました。


課には、だれもいません。


外線電話も、交換に頼んで、止めてもらっていたので

静かな、席で、ゆっくりと休むことができました。


暖房をつけ、徐々に部屋が暖まるにつれ

私の体も温まったのか

少し、寒気も収まってきました。


つらかった体も、楽になってくると

あの、海原の一言のありがたみが

感じられてきます。


そして、だれも気付かなかった私の体調の悪さを

わかってくれていたことが

どうしようもなく、嬉しかったのです。


実は、今夜は旦那さんが出張で

私はひとりぼっちです。


火曜日に海原には、

旦那さん大丈夫なの?

と聞かれたときに、


「遅くなるっていってたから、

 すごい遅いと思う。」


「相変わらず、いそがしいんだな」


「っていうか、今週はまた、特別みたい」


「木曜日に出張だから、

 その準備もあるみたい。」


「実は……その出張って、泊まりなの。」


夜にゆっくりと会うことは、

なかなか叶わない二人。


旦那さんが出張だったり、

私が飲み会で、遅くなっても大丈夫な時だけが

夜にゆっくりできるタイミングなのです。


ただ、木曜日が出張ということは

かなり前からわかっていました。


普段なら、すぐに海原に相談して

予定を合わせるようにしてもらうのですが

さすがに、監査の当日と思うと、

言い出せませんでした。


「うーーん、どうだろう」


「無理だよねぇ」


「夜遅くてもいいの?」


「いいけど…無理しなくていいよ」

「監査で疲れてるだろうし」


「そっかぁ、10時過ぎでもいいなら…」


「でも、どうだろう…無理かなぁ…」


実は、面と向かって聞いたことはないのですが

木曜日は、海原は彼女とのデートの日。


ただ、彼女も忙しいらしく

そんな週一回の約束も、

果たせたり、果たせなかったりらしいのです。


「ちょっと、予定がわかんないな」


「わかった、もし、大丈夫なら…っていうことにしておいて」


その日は、

そんなあいまいな、約束で終わったのでした。



そして、昨日、思いがけずかかってきた電話で

私は思い切って、聞いてしまいました。


「明日はどうしようか?」


「明日は、ちょっと難しいみたいだな」


「うん、わかった。

 私も言い出しかねちゃって、

 こんな急な話になっちゃったもんね。」



久しぶりに、ゆっくりとした夜のデートは

またも、お預けでした。



次の旦那さんの出張まで、

ゆっくりデートは無理かなぁ?




…ただ、旦那さんの出張は


実はもう、決まっているのです。


それも、韓国10日間。







それを、海原へはいつ伝えたらいいのか



思案中の私です。





わたしの会社の近くには

M山という山があり、

その山頂には神社があります。


そして、私の課にひそかに伝わる伝説(?)には

そのM山神社を拝むと

監査を免れるという話が…


その話を火曜日に会った時

海原にしたところ


「まさかぁ」


「だって俺、今まで外れたことなんてないし」


「それに、来るって言うのに

 いまさら外れることなんてありっこないじゃん」


「でも、うちの課って、

 来るって言われてたのに、

 前の事業で監査員さんがひっかかって

 時間切れで、来なかったり、

 監査員さんが急病で

 その日、一日、予定変更になったりして

 外れた事があったんだよ」


「へぇ、そんなこともあるんだぁ」


通常の監査と違い、

緊急監査と言われている今回の監査は

抜き打ち、と言うもちがうのですが

いくつかの事業を抜本的に

監査するのです。


前もって、予定は伝えられるておるのですが

監査員さんの予定や、

監査の内容によっては、

予定に狂いが生じることも

ごくごくたまにあります。


「M山ってどっち?」


運転中の海原に聞くと

ちょうど正面を指さして


「あっち」


その方向に、私は


パンパン


柏手を二つ打ち、手を合わせて


「外れますように!!」


と、つぶやきました。


「とりあえず、一生懸命、拝んでおいて…」


そんな私を見ながら、海原は

本気とも、冗談ともとれるような口ぶりでした。



ところが、ところが


水曜日の午前中、課長補佐に一本の電話が…


それを切るなり、補佐は


「前の支社での監査が長引いたため、

 うちの支社の監査は、

 明日は中止となりました!!」


課のみんなが喜んだのは、まちがいありません。


ただ、海原本人は、

取引先との打ち合わせで、

その場にはいなかったのです。



でも、誰かが、すぐに知らせたのでしょう。


打ち合わせから戻った、海原からは

もちろん、ほっとした様子が

見てとれました。



そんな、海原を見て、私もホッ…



でも、二人、話す暇もなく、

また、通常の業務へと、戻っていったのでした。




夕方、帰ろうと思って車に乗り込むと

携帯がなりました。


海原からです。


「どうしたの?」


「拝んでもらって、ありがとうな」

「たすかったよ」


「よかったねー。

 でも、ホントに、効いたね。」


「うん、まさか効くとは思わなかった。」


「じゃあ、気をつけて帰れよ。」


「えっ?」

「もしかして、それだけのために電話くれたの?」


「うん、それだけだよ。」

「なんか、なかなか、会社じゃ言えなかったから…」




なんだか、すごく、すごく嬉しかったです。


本当に、必要なことしか

会社では、話さない二人です。


海原が、そんなに神頼みが効いたことを

喜んでくれていたのも意外でしたし、

それに対して、わざわざお礼を言うためにと

電話をくれたのも、思いがけない出来事でした。


そんな、人にとっては、普通で些細な出来事ですが

私にとっては、思い出すと、今も、気持ちが

ほっこりとあたたかくなり、

嬉しくて、涙がでそうになってしまいます。





いつもの駐車場に着くと、

不意に降り始めた雨。


ほどなく、隣に止まった海原の車に乗り込みながら


「結構強い雨だねー」

「急に振りだすから、びっくりしたー」


普段の職場の口のきき方とは、

あきらかに違う私の口ぶり。


こんな風に海原に話しかけているということを

知っているのは、私と、海原の二人だけ。


職場の人が、こんな話し方をしている私たちを見たら

驚くだろうなぁといつも思ってしまいます。



車に乗ってからも、

しばらくは、仕事の話や、GWの話をしては

近況報告??をしあった二人。


私は、GW中に出かけた先で見つけたお土産を

やっと、海原に渡せました。


ゴルフ好きの海原へは

ゴルフで使うマーカーを…


きっと、そんなのいっぱい持ってるだろうなとは思ったものの

私の好きなキャラクター物を見つけてしまったので

思わず、海原の好みは考えず、お買い上げ♪


それを、やっと渡すことができました。


サラっと流されちゃうかと思ったら、


「おっ、よくそんなの見つけたなぁ。」


「出かけた先で、いろいろ見てるけど

 あんまり見かけないんだよね」


「これは、大事なコレクションの一つに」


「でもなぁ、白っぽいのは、グリーンで目立つから使いやすいんだよ」


「だけど、無くすとショックだし…

 どうしよう、使うか、

でも、もったいないから、使わないか…」


と、真剣に悩んでる様子が、

普段の落ち着いた海原とは違ってちょっと楽しい。


「せっかくだから、使ってね」


「サンキュな。ありがとう。」


といいながら、キスしてきてくれたのは、

喜んでくれたから?


あんなに、喜んでくれるとは、思いませんでした。

よかった。



昨日の私たちは、車でH…

(最近は、このパターンが多いかな。)


ただ、不思議なのは、

前よりも、キスが気持ちいいこと。


キスの時間は、最初のころに比べると

格段に長くなっちゃってます。

でも、唇の感触も、絡み合う舌も

気持ちいいんですよね。

会えない時、時々、キスしたいなぁって思っちゃうときもあったりして。


そして、エコというか、省エネというか…

Hの時、海原が私の中に入ってくると

もう、それだけで、いきそうになっちゃうことも不思議。


海原を中に入れると


(なんていったらいいのかな)


ぴったりと収まり、

ほとんど、動いていないのに

私のあそこの中の、気持ちのいいポイントが

刺激されてしまうんですよね。


それに、最近思ったんですが

私のその気持ちのいいポイントが

海原を中に入れているときに

どんどん膨らんでくるような感じが…


まるで、風船が膨らむように

丸く大きくなっていって

入ってきた海原に触れるポイントの面積が

多くなっていっている

そんな感じです。


入ってくるだけで、だんだん広くなるポイントが

ぎゅーーーって押されて

もうそれだけで、いってしまいそうに、なっちゃいます。


なので、ほとんど運動量はゼロ


だって、ちょっと腰を動かしただけで

そこ以外の体中の力が抜けていっちゃう。


最近、そんなことが多いので

海原に言ったことがありました。


「ごめんね。うまく動けなくて。

私だけ気持ち良くなっても、

そっちは、気持ち良くないよね…」


「うまく動けないの?

でも、サラがいくときって

大体おれだっていってるでしょ。

気持ち良くなかったら、いかないでしょ。」


「それに、そっちが動けなかったら、

こっちが動かすから大丈夫。」


「でも、こっちも、そんな余裕はないけどね」


この年になって実感。

Hの相性って、育てるものなんだなぁ。


そんなHを、今日も…


でも、あったかくなったせいか、

今日は珍しく、全部脱がされちゃった。


まだ、うっすら明るい車の中で

全部脱いじゃった私。

自分でも白い肌が、ぼんやり見えて

ちょっと恥ずかしかったです。


悔しいから、海原のシャツも脱がせちゃいましたけどね。


そのおかげで、久々、海原に密着。

やっぱり、肌の触れ合いって気持ちいい。


Hのあとは、お疲れの海原をちょっとでも癒せたらと思って

ハンドマッサージ。


マッサージしながらも、仕事の愚痴で盛り上がってしまいました。


ここで、愚痴を聞いてもらえるから

ため込まないで仕事できるっていうのも

あるんだなぁ、きっと。


からだも、気持ちもリフレッシュできるひと時。


大事にしていきたいです。


海原にもそんな時間だといいな。






ただ、一つ問題が…


あんまり気持ちのいいHをしちゃうと

次の日も、体って引きずっちゃうんですよねぇ


次の日、私のあそこは、一日中しっとり、冷たいのショック!


それに、一日中、体が敏感。


どんどんHになっていってる?


明日(もう今日ですが)も

ちょっぴり、そんな自分の体を持て余してしまいそうです。