大村の海軍航空隊戦闘機が、原爆投下直後に長崎市内を飛行したという証言について書いた10日掲載のブログに、2枚のきのこ雲の写真を追加掲載した。(「私はヒロシマ、ナガサキに原爆を投下した」C.W.スウィーニー 原書房2000年発行より)
原爆を投下したB29ボックスカー、あるいは観測任務で同時に飛来していた同型機 から撮影したもので、高度1万メートル前後からだったと思われる。
海軍航空隊戦闘機とB29は、長崎市上空に飛来した時刻に数時間の違いがあるため、接触はまったくなかったと思われる。
この写真のきのこ雲には反対側から太陽の光が当たっていることから、背景に写った島のような地形の陸地は熊本県天草下島ではないかと思われる。右下に写った板状のものはB29の左側水平尾翼の先端か?
棒状のものはアンテナのように見える。だとすれば、後尾機銃座の窓から撮影したのではないだろうか。