前半途中からカメラのシャッター幕が外れて右半分が写らなくなった。光学式ファインダーのため撮影中は気が付かず、後になってわかったことだ。写っていた左半分の映像を使ってゲームの展開を紹介していこう。
後半に入るとハーフタイムで3人を交代させた琉球の動きが俄然よくなり、比較するせいか長崎の動きが遅くなったように感じられた。縦パスや斜めに入れる長いパスが多くなって、攻め込まれる時間帯がふえた。
13分、以前長崎にいた15番大本がペナルティエリア内でシュートを放つと、
ゴール前にいた人見が軽く足を当ててネットを揺らした。
29番人見は交代で後半から入った選手だ。
琉球の優勢は続き、23分ゴール前に入ってきた阿部を長崎のDFが止めたものの、ボールをクリアできないでいるうちに、
後方から入ってきた人見がまたシュート、
際どいところへ入れられ、これで2-2の同点にされた。
18分に2人、34分には3人を交代させたVファは攻撃が活性化したが得点できない、まもなく45分という時、琉球の大本が右サイドから高さのあるサダム スレイへボールを送ると、
16番村松の寄せをものともせずにジャンプヘディング、
これまた際どいところへ入れられた。
琉球はJ3降格圏からの脱出、VファはJ1自動昇格圏の2位以内を目指して、お互いが負けられない。アディッショナルタイムに入ってから、植中がペナルティエリア内へ持ちこもうとすると、
琉球の選手がユニフォームを引っ張り、
植中を倒してしまった。
長崎は土壇場でPKを得た。
誰がキックするのか、エジガルがいれば間違いなく彼だが、このゲームには欠場。交代で入っていた大竹か?
と思っていたら植中だった。FWだから、やはりそうなるのか。
左コーナー低めを狙ったが、カルバハルに読まれていて止められた。
緊張してしまうと失敗するのだろう。あの玉田でさえ吹かしてしまったことがある。失敗を糧にして成長してほしい。
2-3で敗れた長崎。東京と琉球に連敗したのは痛かった。
この第31節では岡山と熊本が勝ち、長崎は6位となった。J1参入プレーオフに参加できるのは6位までだが、7位町田と8位山形が僅差で迫っている。
20日のアウェイvs金沢戦、27日ホームvs栃木戦は、ぜひとも連勝してほしい。このところ、後半の入りがよくないので、改善していかないとまた同じ轍を踏まされるだろう。