Fashion Oblige―Then | SALAD BOWL

Fashion Oblige―Then

ロイヤルファミリーの女性はいつの時代も注目の的
スタイルアイコンとなった伝説の女性たちもたくさんいます


モナコ公国レーニエ大公妃グレース・ケリー

もともと「サック・ア・クロア」という名前だったエルメスのバッグ
パパラッチの目を避けて妊娠中のお腹をとっさにこれで隠した写真が有名になり、「ケリー・バッグ」
と改名されたエピソードはあまりにも有名
パールのネックレスやしぼったウェストライン、そしてその高貴な美貌を持ってして、永遠の品の良さを
代表する存在ではないでしょうか

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「王冠を賭けた恋」で知られるウィンザー公爵夫人、ウォリス・シンプソン

イギリス国王エドワード8世は彼女のために王位を捨ててウィンザー公となり、死ぬまで35年間
添い遂げました
アメリカの一般家庭で生まれ、「愛嬌のある不細工」と称された彼女は若いときからセンスや社交術を
磨き、独自のスタイルを創り上げました
彼女が結婚式で身に着けた青いドレスと帽子の色は、のちに「ウォリス・ブルー」と呼ばれ
流行しました
オートクチュールと宝石を愛し、彼女の死後オークションにかけられた宝石の売上総額は47億円
いかに素晴らしいコレクションだったかがわかります
'a woman can never be too rich or too thin'. (女性はいくら細くても、お金があっても満足することはない)という
発言でも有名です

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日本のロイヤル・ファミリーのスタイルアイコンといえばもちろん妃殿下時代の美智子さまでしょう
その清楚で可憐な美しさは国民を魅了し、白のテニスセーターやカメオのブローチ、ストールを流行させ、
白いヘアバンドは「ミッチーバンド」と呼ばれ、ミッチー・ブームを巻き起こしました

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そしてスタイルとともにそのドラマティックな人生で今も記憶に残るのはダイアナ元妃

結婚当初の、顔の周りの髪を後ろにブローしたヘアスタイル、流行しましたね
その後離婚にいたるまで、彼女の自我が強くなるにつれてヘアスタイルもふんわりブローから
コンパクトなショートカットへと変化していったのが印象的でした
レディ・ディオールと呼ばれる小さなディオールのバッグを流行らせたのも彼女でした
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90年代後半から、インターネットの普及とともに誰もが有名になれる時代になり、ロイヤルファミリーも芸能人も
大きくひとまとめで「セレブ」と呼ばれるようになりました
スーパーモデルや女優や令嬢、どんどん「セレブ」を消費し続けてきましたが、不安定な状況が続くこのご時世
一過性のものよりも、絶対的なもの・不変的なものを求める気持ちは今のわたしたちのスタイルアイコンにも
反映されるのではないでしょうか?


続く…



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プリズムのブログ。