コロナ渦中ではあるもののアメリカでついに就活を始めた私。
その過程や感じたこと、反省点等もろもろを「アメリカで就活」シリーズでまとめています!
本ブログでは詳細なリクルーター名や業界、業種名などは一切出さないようにしていますが
今後就活をされる方等、もっと詳しい話を知りたい方は個別でメッセージいただければ答えられる範囲でお答え致します!!
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前回記事で紹介した電話面接でしたが、
面接を終えた2日後に無事メールで連絡をいただき、次ステップへ進むことができました!
無事この段階では切り捨てられなかったと思うとホッとします
そして次ステップは、採用担当の上の方の人を交えたビデオ面接かなぁと思っていたのですが、
(この時期はコロナによるStay-at-Homeオーダーの真っ最中なので、オフィスに出向いたオンサイト面接は基本ありません)
まさかの筆記試験がありました
日本の就活でもありますよね筆記試験。SPIとか玉手箱とか、、、
中学校くらいのレベルの数学や国語、ロジカルシンキングの問題。
まさかアメリカに来てまでやるとは思っていませんでした
ちなみに筆記試験といっても実施するのはPC上で、
基本ルールとしては、一人で受け、電卓等の電子機器の使用はNG。
とはいえ計算が必要になってくるので、その際はまっさらの紙と鉛筆だけ使用してOKという感じらしいです。
もしかすると会社へ出向き、向こうが指定したPCで見張られながら受ける、なんて徹底ぶりの会社もあるのかもしれませんが
今回は自宅にて自分のPCで受けるスタイルでした。
なのでぶっちゃけ電卓使っても、家族みんなと一緒に取り組んでも全くもってバレません(笑)
テストの詳細については後述しますが、私個人的な感想としては
電卓を使うより紙を使って手で計算したほうが逆に早いような問題ばかりです。
試験の名前はWonderlic。
アメリカの就活ではたまーに実施される筆記試験らしく、無料で練習できるサイトもいくつかあります
採用担当者の方もメールをくれて「ググると無料の練習問題があるからいくつか練習してから望むと良いよ」と親切にも言ってくれました。
こちらのサイトの下の方にある「Start Quiz!」ボタンをクリックすると模擬試験が出てくるので、
どんなものか興味のある方は是非やってみてください
数学系の問題については、
簡単な方程式だったり、距離と速さの問題だったり、比の問題だったり…と中学生レベルの問題が多いです。
例えば、
1個$3のりんごと$2のオレンジがあり、合わせて20個買って$150支払いました。りんごはいくつ買ったでしょうか?
初めて問題見た時は久しぶりすぎて「は????」となったのですが、
xとyを使って代入して解くやつか〜、中学校でやった!!!!と思い出してからは簡単に解けるようになりました
ちなみに主人のマックは永遠に「は???」となっており、ことごとく数学ができない子なんだと再認識しました。(笑)
一方言語系の問題については、単語の意味を答えたり、ことわざについて答えたりするもので、
知らない言葉が出てくると、もうカンでしか答えることしかできません
どうやらこのテスト、就活以外にもアメフトの選手がドラフト時にも受けるもので有名らしく、
このテストによって文武両道の秀才プレーヤーと、ただただ運動ができるだけの勉強全くできない系プレーヤーとの明暗がはっきりしてしまいます
全50問で制限時間12分なのですが、
問題を一番最後まで解ききるのはまず不可能…
全問解くって、一問あたり14秒で解き進めないといけないのですが、
そんな時間は問題文を読むだけで経過してしまいます
なので私の戦略としては、英語が理解できない問題や計算の仕方すら分からないような問題はさっさと諦めて
適当に答えを選んで次へ進む❗(笑)
実際私の主人も練習問題やってみましたが、時間切れで最後まで到達はできず…(笑)
私も彼も練習問題では20〜30点、という何とも言えないスコアでした
どうやら問題を最後まで解ききり、満点を取れる人はテストを受ける2, 3%の人しか居ないそうで、平均点は21〜25点(50点満点)だそう。
30点を超えるとハイヤーされる確率が80%以上…とかなり高くなってくるようです
とりあえず、私も主人も平均を下回る知能ではないことが分かり、ホッとしました(笑)
ちなみにNFL選手の中にも過去、満点やそれに近いスコアを叩き出した人もそれなりにいるようなので、やっぱりアメリカの文武両道はすごいです
※それと同時に、最下層は4点とか6点とかもいるみたいです…(笑)
正直問題との相性もあるし、テスト自体は英語なため、私の英語力の問題もあるし…ということで、
ダメならダメでもう仕方ないわーーー!とそんなノリで受けました
いざ受けてみると、練習問題より簡単!!
特に数学の問題は楽勝過ぎました
とりあえず問題数的には43問目までたどり着くことができました
出題される問題のパターンは限られており、
特に数学は一通り解き方をマスターしてしまえば、後は数字を変えて計算するだけなので、
事前に色々な練習問題を解いて練習すれば数学の問題は絶対にクリアできます!
そして計算で使用する数字も100とか500とかキリのいい数字ばかりで、複雑な小数点の計算などは出てきません。
なのでむしろ紙を使った計算のほうがラクで速いと私は思いました。
一方、英語の問題は全然分からず…
単語やことわざの意味を問われる問題は分かるものが一問もなく、全てカンで答えました…(´;ω;`)
そしてこのプレッシャーかかりまくりな試験を受けた後は、
時間制限の無い、MotivationとPersonalityに関するアンケート形式の試験を受けました。
Motivationテストに関しては、
次の3つの仕事の中で一番やりたいものから順にランク付けしてください、という感じで
たとえば、
1. 知的障害を持った子供に算数を教える
2. 会社にてチームリーダーとなりお客さんと交渉する
3. 映画を監督する
と3つの選択肢が現れ、それに対して1位、2位、3位とやりたい順にランク付けをします。
このスタイルの問題が50回ほど続きます(笑)
このMotivationテストについては調べてもなかなか何も出てこなかったので確かなことは言えませんが、
困っている人を助けることに生きがいを見出すのか、
自分の能力向上することに生きがいを見出すのか、
クリエイティブなことが好きなのか…
というように、その人がどんなところに仕事に対するモチベーションを見出すのかを調べているようです。
そして最後がPersonalityテスト。
これは日本の就活でもたまにありますが、
「人から批判されるとカッとなるタイプである」というような質問に対して
「はい・どちらともいえない・いいえ」の3つの中から答えを選ぶ形式で150問もありました
MotivationとPersonalityテストでは、企業が求める性格かどうかをみるんですねきっと…
ここは企業が好きそうな回答をすべきか、正直に答えるべきか迷いましたが、
嘘ついて採用されて、企業文化と自分の性格が合わなすぎると
働きだしてからが苦痛なだけだと思ったので、正直に答えることを心がけました
MotivationとPersonalityは時間制限も特にないので、主人のマックも隣で一緒にPCの画面をみて
私が嘘をつかないように見張ってくれていました(笑)
結局全てを終えるのに1時間以上かかった気がします
MotivationとPersonalityが問題数がとっても多く延々と続く感じでした…
このWonderlic、一応日本語でも何か記事が無いか探してみたのですが、残念ながら出てくるのはどれもアメフト関連の記事
恐らくアメリカで就職をされる日本人の方でこのテストを受けられている人は滅多に居ないのかなと思いました。
なので今後就活される方もあまりこの点は心配しなくても良いのかもしれません!
働きだしたら人事の方に私のスコアがいくつだったのか、聞いてみたいです