noteに引っ越しました。
現在「虎に翼」の感想を、毎回書いています。穂高のモデル穂積重遠は、私の祖父に当たります。フィクションの中ですが、重遠の姿勢は、とても良く描かれている、と思います。ドラマと共にnoteご覧に頂きたく、お願い致します。
noteに引っ越しました。
現在「虎に翼」の感想を、毎回書いています。穂高のモデル穂積重遠は、私の祖父に当たります。フィクションの中ですが、重遠の姿勢は、とても良く描かれている、と思います。ドラマと共にnoteご覧に頂きたく、お願い致します。
総じて、良く描けていた、と思う。いかにも早足で、大端折りではあったが。
「皆の幸せ」という大目標からぶれる事なく、志したほとんど全ての事を達成し得たことは、幸福であったと思う。
それでも、招来した世界は、描いたものとは違うものだった。
その事の責任を、栄一に負わせるのは、酷なことだろう。
アメリカ横断列車から見た油田開発の煙は、栄一の中では文明の象徴であったが、今日観れば、また、自然破壊の象徴でもある。
「皆の幸せ」の中身は、決して明らかではない。「皆」の中に、自然環境、地球環境が含まれると思われてきたのは最近のことだ。
栄一の志を受け継ぐとは、その行いを真似ることでは無く、心を引き受ける事だと思う。
長らく感想を書かずにいた。
とても良く描かれていると思うが、何せ盛りだくさんと言うか、おおはしょりと言うか、なかなか焦点を絞り辛い。そうこうする内に、大分経ってしまった。
栄一の精神が、如何なるものであったかを想うと、江戸儒学の、健全な発展形態であったのではないか、と思う。(一部そこから外れた?場面も描かれていたが・・)
皆が幸せであるために、あるべき国の姿を描き、その実現を画する。それだけを、やっていたのだと思う。