電車の行き来を横目にしながら
夏の真ん中を歩いてた
大公園を埋め尽くしていた
鈴虫の歌を聴きながら

脇には路駐の列
時に対向車のライト
足元からは小さな火の手が
これ見よがしに上がっていた

ECHOが生産終了だって
兄貴に連絡してやった
介護の仕事に変えてこのかた
辞めたんだって知らなかった

都会に出た癖 保ったの3年
上司がクソだのぼやいてた
来年俺にも同じ時期
意地でも帰らない