愛猫 | 最早オバサンにもなれない

愛猫

猫に寄り添って眠る休日。

この命のあたたかさを守る為だけに、自分は働いているのだろうと思う。

独りでは、いつ仕事を辞めても、いつ死んでも構わないとすら、思ってしまう。

独りでは、生きる意味など、本当はないのかもしれない。

ある程度歳を取って、何かや誰かの為に生きられない日々は、苦痛でしかない。

誰かの為に生きてみても
Tomorrow never knows

そんな歌詞に背中を押された頃もあったけれど、それはもう、いつの事だったかも、思い出せない。

にも関わらず、誰かの為に生きるよりも、一つところに留まるよりも、先へ先へと、遠くへと、動き出したい衝動に、いつも、駆られている。

先の見える人生から、逃げ出したくてもがいている。

愚か過ぎて、嘲笑うことすらできない。