ちょっと時間が空いてしまいましたね
久々で恐縮ですが・・・
このところ、すっかり涼しくなってしまって
あの猛暑が昔のことのようです・・・
そして、彼はどうなったかって?
あの日は、ちょっと落ち着いて見えたけど
次の日は、かなり荒れてね・・・
どうしてこんなことになっちゃったんだ!
あいつが悪い!
学校も悪い!
親も悪い!
あの母さんだって悪い!
やっと本心を語り始めたわけです
この日は一日中荒れていました・・・
私は大学生とは思えない甘ったれ小僧に
「お母さんのこと、大好きだったよね・・・」
「あなたがこの世に生まれた時、
みんな大喜びしたね・・・」
「愛されてきたよね・・・」
「なぜ・・・死んでしまったの・・・」
そして私は、祈りの言葉を何回も何回も
繰り返した・・・
あとで分かった事だが、この日
オーナーさんの家に彼はまた現われている
しかし、その時はおとなしかったようで
家の中に入ってはきたが、直ぐに居なくなったそうだ
私もその時の様子を見て、
「静かでしたね・・・」と言うと、奥さんが
「そういえば、静かでしたね・・・
以前のようにドカドカ歩き回るような感じでは
ありませんでした・・・」
オーナーさんに会いに来たのだ
でも今までとは違う意味で・・・
そして、その2日後
私はまた買い物をしていた
「今日の飲み物は何にしよう・・・」
「花も新しく買っていこう!」
なぜか、花をたくさん買った!
仏様用だけど、明るい色の花も入れよう
若いんだから、その方が絶対に良いよね・・・
早く行ってあげなくちゃ・・・
私は元気良くドアを開け、
「来たよ~!」と言いながら部屋の中に入った
小さなキッチンの流しで、
買ってきた花の包みを解きながら
綺麗でしょ・・・と言ったその時・・・
「・・・行くから・・・」
私は、思わず振り向いた・・・
少しむこうに立って私を見ている・・
突然、こんな日がやって来る
私はたくさん買ってきてしまった花を
花瓶にさした
まるで、花束のようだ・・・
その花を部屋の真ん中に置いた・・・
そして、最後となるであろう
コーラを差し出した・・・
私はいつものように床に座った・・
彼の前で、私は言葉を発する間も無く
涙が溢れた・・・
自分は落ち着いているのに、自分の気持ちとは
裏腹に涙が溢れるのだ・・・
自分でも驚くほど大泣きをした
もう、こうなったらどうしようもない・・・
これは彼の気持ちだから・・・
嗚咽が漏れる・・・
私は私の気持ちを伝える
「大したことも出来ずにごめんね・・・
しっかり神様の元へ行って欲しい・・・
まず、お母さんやお父さんが待っている
あなたの家に帰って・・・
悲しませてしまったことを詫び
お母さんに自分は大丈夫だと
伝えてほしい。夢の中でも良いから・・・」
私は号泣しながら彼を見送った・・・
ふっと彼の気配が消えた・・・
私の涙もピタリと止まった・・・
その後で、今度は私の感情が高まり
私自身の涙が溢れた・・・
彼は、やっと自分の家に帰れた・・・
死亡推定日時から計算すると49日まで3日を残していた・・・
その3日間を彼の家で過ごして欲しかった・・・
ご供養は計算どおりに納まった・・・
今思うと、たくさん買った花も
彼の新たな旅立ちへのはなむけだったのか・・・
彼がいなくなった部屋の花束は
窓から差し込む明るい日差しを浴びていた・・・
その後、オーナーさんの家にも
彼は現われていない・・・
by sala・・・・・おわり
ありゃ、写真が横になっちゃった!首かしげて見てね!(^▽^;)
大粒のブルーレース、綺麗ですよ・・・
こんな大きなラブラドライト、貴重ですよ
ターコイズのブルー、青空の青!
久々で恐縮ですが・・・
このところ、すっかり涼しくなってしまって
あの猛暑が昔のことのようです・・・
そして、彼はどうなったかって?
あの日は、ちょっと落ち着いて見えたけど
次の日は、かなり荒れてね・・・
どうしてこんなことになっちゃったんだ!
あいつが悪い!
学校も悪い!
親も悪い!
あの母さんだって悪い!
やっと本心を語り始めたわけです
この日は一日中荒れていました・・・
私は大学生とは思えない甘ったれ小僧に
「お母さんのこと、大好きだったよね・・・」
「あなたがこの世に生まれた時、
みんな大喜びしたね・・・」
「愛されてきたよね・・・」
「なぜ・・・死んでしまったの・・・」
そして私は、祈りの言葉を何回も何回も
繰り返した・・・
あとで分かった事だが、この日
オーナーさんの家に彼はまた現われている
しかし、その時はおとなしかったようで
家の中に入ってはきたが、直ぐに居なくなったそうだ
私もその時の様子を見て、
「静かでしたね・・・」と言うと、奥さんが
「そういえば、静かでしたね・・・
以前のようにドカドカ歩き回るような感じでは
ありませんでした・・・」
オーナーさんに会いに来たのだ
でも今までとは違う意味で・・・
そして、その2日後
私はまた買い物をしていた
「今日の飲み物は何にしよう・・・」
「花も新しく買っていこう!」
なぜか、花をたくさん買った!
仏様用だけど、明るい色の花も入れよう
若いんだから、その方が絶対に良いよね・・・
早く行ってあげなくちゃ・・・
私は元気良くドアを開け、
「来たよ~!」と言いながら部屋の中に入った
小さなキッチンの流しで、
買ってきた花の包みを解きながら
綺麗でしょ・・・と言ったその時・・・
「・・・行くから・・・」
私は、思わず振り向いた・・・
少しむこうに立って私を見ている・・
突然、こんな日がやって来る
私はたくさん買ってきてしまった花を
花瓶にさした
まるで、花束のようだ・・・
その花を部屋の真ん中に置いた・・・
そして、最後となるであろう
コーラを差し出した・・・
私はいつものように床に座った・・
彼の前で、私は言葉を発する間も無く
涙が溢れた・・・
自分は落ち着いているのに、自分の気持ちとは
裏腹に涙が溢れるのだ・・・
自分でも驚くほど大泣きをした
もう、こうなったらどうしようもない・・・
これは彼の気持ちだから・・・
嗚咽が漏れる・・・
私は私の気持ちを伝える
「大したことも出来ずにごめんね・・・
しっかり神様の元へ行って欲しい・・・
まず、お母さんやお父さんが待っている
あなたの家に帰って・・・
悲しませてしまったことを詫び
お母さんに自分は大丈夫だと
伝えてほしい。夢の中でも良いから・・・」
私は号泣しながら彼を見送った・・・
ふっと彼の気配が消えた・・・
私の涙もピタリと止まった・・・
その後で、今度は私の感情が高まり
私自身の涙が溢れた・・・
彼は、やっと自分の家に帰れた・・・
死亡推定日時から計算すると49日まで3日を残していた・・・
その3日間を彼の家で過ごして欲しかった・・・
ご供養は計算どおりに納まった・・・
今思うと、たくさん買った花も
彼の新たな旅立ちへのはなむけだったのか・・・
彼がいなくなった部屋の花束は
窓から差し込む明るい日差しを浴びていた・・・
その後、オーナーさんの家にも
彼は現われていない・・・
by sala・・・・・おわり
ありゃ、写真が横になっちゃった!首かしげて見てね!(^▽^;)
大粒のブルーレース、綺麗ですよ・・・
こんな大きなラブラドライト、貴重ですよ
ターコイズのブルー、青空の青!