今日は初のファンタジアート展へ行ってきた。

FBに上がってくる広告を見て、目に留まった。

ちょうど千葉の開催地が行けそうだったので、ひと月くらい前に予約をしていた。

ぽっちゃんが急に亡くなったので、行けなくなるかもしれないと思っていたのだが、スケジュールは見事にちゃんと空いた。
これはいってこいと言われているのだと思って、家にこもることなく行くことにした。

さらに、二日ほど前からハンバーガーが食べたくなっていた私は、そのついでにハンバーガーを食べることにした。

ハンバーガーならそこで食べればいいじゃん、と思うだろうが、この場合、「行ったことのない街で食べる」というイベントも含まれる。

たかがハンバーガー。

されど。

考えたら十数年、街でハンバーガーを食べることはなかった。
家で作っていたりしたので。

そう、外で買ったハンバーガーを食べたかったの。
 
 
そうして朝からちょっとワクワクしながら出かけた。

ハンバーガーにイラスト展だ。
 
 
見知らぬ街で入った店で、十数年ぶりに注文したハンバーガー。
座った席は小窓のそばで、景色がいいわけじゃないけど、間取りのせいでちょっとだけアメリカンテイストな気分になって、食べながらワクワクしていた。

たかがハンバーガー。
されどハンバーガー。
ちょっと、楽しいわ、これ。

 
おなかも一杯になって、いざ展示会場へ向かう。


 
 
お目当ての作家さんは、著名な大御所さん二人と一緒に展示されていた。

大御所さん二人は、誰もが知っている人だ。

うち一人なんて、私が中学の時からの著名人だし、その節は模写もさせてもらった。

そしてどれも確かに素晴らしい作品・・・・。




だけど

お目当ての作家さんの絵の前に来た時、他では感じたことのない感動を覚えた。


この構図
まつ毛の一本一本の生え方、流し方
瞳の色のさし方
唇やつめの表面の光のさし方
指の開き加減

アクセサリーの模様

何をどうすれば、この絵の女性が最大限に魅惑的に見えるのか、おそらくご本人も楽しみながら描いているんじゃないかと・・・・

私だったら、そういう風に描く。


昔、私もイラストを描いていた。
今はもう書けなくなったが。
その私が描きたかったものを、数万倍に昇華させた絵がここにある。(こんなに細かく書けないけど)
そんな風にさえ思えた。



つまり、全てが私のツボにはまったというわけだ。


 

うわあ~



これは来てよかった。
まじでこんなに感動するとは。

正直、国宝見た時より感動している。



途中で絵を少しでも売ろうとしている女の人が寄ってきて、色々話しかけられたのだが。

「きれいですよね~。」「この蛇のリアル感とかすごいですよね~」とか。

ごめん。
正直うるさい。
しかもそんな浅いところしか褒められないなんて。
何の共感も持てんから話しかけないでほしい。

 

・・・・せめて、この絵をほれ込んでいる人を置いてくれ。

  

 
ポストカードでもあれば買って帰るものを。
会場では何も販売してなかったので、帰ってから検索したらいろいろグッズを売っていた。

この感動をしばらく持っていたかったので、ちょうどくたばりかけているスマホケースをとっさに注文した。

なんか最近、このとっさに買うことが多すぎる。



でも
いい出会いだった。

近くに来たら、また見に来たい。