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sala-emanのブログ

自分がこれまでに体験してきた仕事の能率を上げるためのコツや、歳をとることで避けられない障害について語ってみます。

30歳代のホワイトカラーの方を中心にこれから人生で起きるであろうことを知っていただき、備えていただければ幸いです。

幹部には相談事や判断案件が頻繁に持ち込まれます。しかし幅広い事業を展開する企業において、幹部がすべての事業の詳細に精通することは困難です。そこで幹部の多くは担当者の提案を聞いて、その妥当性を判断することになります。

前提と分析ロジックを簡単に説明し了解が得られれば、あとは演繹法で正しい結論が導かれます。「虫の目」、「鳥の目」、「魚の目」で見ておかしな内容でなければ、基本的にGOとなります。これは限られた時間内で多くの案件をこなすための、効率を上げる手法といえます。

このタイプの幹部は前置きや分析が長くなかなか結論が出てこないと「早く結論を言え!」と怒ります。細かい分析に付き合うつもりはなく、効率を重視しているので当然です。

私の体験では幹部の9割以上がこのタイプで、私の提案をそのまま承認してもらってきました。

説明時のストーリーにさえ気を付ければ担当者の提案を聞いてもらえるわけで、担当者にとってもモチベーションがわきます。

しかし、ごく稀(まれ)に担当者の作ったストーリーをまったく受け入れない幹部もいます。こうした人は担当者の説明を途中で遮り、「事実だけもってこい!」と要求します。「俺が考えてやるから、お前の考えなんか聞きたくない」というわけです。特にトラブル発生時の原因分析や再発防止策の検討は部下を信用せずに、自分で考える傾向が強いです。

この要望に応えられるのは、実務を担う担当者のみです。このような幹部に上司が憶測や聞きかじりの知識で説明するのは危険です。

6月の株主総会で幹部が入れ替えする季節がやってきました。新しい幹部がどちらのタイプであるかを見極め、説明内容と説明者を決めましょう。