実兄弟の甥っ子・姪っ子が神奈川県公立高校入試を受けてきました。


なので6年ほど前から、神奈川県公立高校入試の数学の問題は毎年解いています。


私の娘と同じ歳の甥っ子が再来年受けますので、少しどんな難易度か、いつ習う分野なのか、落としてはいけない問題なのか、など、私の個人的感想を書いてみようかと思います。


時間は50分。


問1〜問6までの構成です。


赤字の部分は落としてはいけない問題と思います。

ちなみに赤字の問題をすべて解答すると67点です。


志望校の得点率ボーダーがこれ以上ある場合には、あと2問〜3問は正解しなければなりません。

赤字になっていない問題は配点が5点以上、応用〜難易度高になります。


ちなみに甥っ子の得点率ボーダーは73%だったので難易度の高い問題以外は取りにいったと思われます。

姪っ子はそれより少し低いので、68%、確実に点数をとる問題を落とさなかったので合格できたんでしょう。なんせ数学苦手な子でしたからね。


問1:(配点3✕5=15点)

(ア)正負の数   中1

(イ)正負の数   中1

(ウ)多項式の計算 中2

(エ)平方根の計算 中3

(オ)式の展開   中3


問2:(配点4✕6=24点)

(ア)連立方程式      中2

(イ)2次方程式      中3

(ウ)関数y=ax^2    中3

(エ)方程式(不等式)   中1

(オ)空間図形(立体の体積)中1

(カ)多項式と式の値    中2


問3:(配点26点)

(ア)(i)円の性質・三角形の相似・証明

         中2(配点2✕2=4点)

   (ⅱ)円の性質と三角形の相似

         中3(配点5✕1=5点)

(イ)(i)箱ひげ図とヒストグラム

         中2(配点3✕1=3点)

   (ⅱ)箱ひげ図とヒストグラム

         中2(配点3✕1=3点)

(ウ)図形の性質・平行・ルート

         中3(配点6✕1=6点)

(エ)1次方程式(食塩水)

         中1(配点5✕1=5点)


問4:(配点15点)

(ア)2次関数・1次関数のグラフ

         中3(配点4✕1=4点)

(イ)1次関数のグラフ

         中2(配点5✕1=5点)

(ウ)三角形の面積・比・等積変換

         中3(配点6✕1=6点)


問5:(配点5✕2=10点)

(ア)場合の数と確率  中2

(イ)場合の数と確率  中2


問6:(配点10点)

(ア)空間図形・展開図  

         中1(配点4✕1=4点)

(イ)空間図形・展開図・比・最短距離

         中3(配点6✕1=6点)




グラフの問題は毎年恒例な感じです。

どの公立高校入試をみても、2次関数や1次関数との交点でできる三角形の面積を求める問題はよく見られます。

逆に言うと、もう出ると思っていれば、対策しやすいかと思います。


100点を目指すよりも確実に取れるものを取ることが大事です。

あと、問題によっては、時間を消費してしまうものがあるので、試験がはじまったら、まず最後までさっと問題をみてから、スタートしたほうが良いかと思います。苦手な問題より、苦手じゃないものに時間をさいたほうがいいですからね。



 問題は↓こちらから見れます。