当時フリーランスのカメラマンだった
小澤耕一郎氏(現 有限会社サルプロ代表取締役)の“愛機”として活躍。
CM撮影や深夜番組ロケなど、様々な現場で苦楽を共にして来た“相棒”がこの度
その活動に終止符を打ち、現役を引退すると発表した。

その名は 『SONY COLOR VIDEO CAMERA BVP-7』
通称『P-7』(読み:ピーナナ)
厳かに執り行われたP-7の引退式に参列したスタッフたちは
感謝の意を込めて彼の傷ついたボディを磨き上げ
長年の労をねぎらった。
中でも
嗚咽しながら彼を強く抱きしめ
その別れを若干大げさに惜しむスタッフがいた。
日野誠吾氏
会社設立前から小澤氏と共にP-7と現場で戦ってきた“同士”。
そんな日野氏にP-7との一番の思い出を語ってもらった。
「駆け出しの頃からずっと彼と一緒でした。
アシスタント、音声、カメラマン、ディレクター
色んなポジションで彼と組んできましたが
やっぱり彼を担いでいるカメラマンの時が一番の思い出ですね。
あ、、、そういえば…
P-7さんと一緒に撮った番組を
ギョーカイの先輩にボロクソに怒られたことがありました。
『お前ら!常識ないんか!?』って。
深夜番組で“女優さん”のセクシーショットのシーンがあって
それが『セクシーすぎるだろ(怒 馬鹿野郎!!』って(笑
あとで冷静に見るとホント常識ナイなと気づきましたよ。
だってその“女優さん”はいわゆるAV方面の女優さんで
上半身に何も身につけてなくて、アレもモロだったから(笑
小澤さんも『いいね!これイケルよ!』とかテキトーなこと言ってたけど
地上波では絶対OAできないですよね(笑
いやぁ、若かったっす。
たしか撮影の時、P-7さんはいつもよりアツくなってましたよ。
ボクの肩にP-7さんのそのアツさが伝わってきて…」
話が脱線し終わりそうにもないので
我々ブログ取材班はその場からそっとドロンさせてもらった。
もう、台無し。
[後日談]
今回引退したP-7はインテリアとして社内のどこかに飾られる予定とのこと