まだOmayraの受胎確認には少し早いけど、
心逸る給仕
以前に訳したものを読み返しておりました。
そしてそろそろ、お年頃を迎えたCリターズの
事をも想いながらこちらに書き残すこととします。
新生期、移行期、意識の芽生え
そして犬的社会化期(生後0-7週)
仔犬達は概ね生後7週くらいまでは母犬や
兄弟姉妹犬と過ごします。この間、仔犬は母、
兄弟姉妹と共に社会的な関わり、遊び、そして
攻撃性の抑制(我慢)を学びます。
この期間の生後2-3日から繁殖者は定期的に仔犬達に
触れるべき時期でもあります。まだ目も見えず
聞こええない時期から仔犬達に定期的に触れる事は
仔犬達に穏やかなストレスを与え、この反応によって、
より健康でより人との絆が深く、より知的でそして
トレーニングし易い仔犬に育ちます。
仔犬達は、この重要な期間を兄弟姉妹、母犬と過ごさなければなりません。 仔犬は彼らの一生で
最も重要なレッスンを学びます。
規律(ルール)を受け入れることです。排泄を寝床(巣)で行っては
イケナイ事を学ぶのもこの時期です。
この時期になると大人の犬と同じ
脳波を示すようになりますが
注意持続時間は短いものです。
最も急速な学習が起こり、この時期に学んだことは永久的なものになります。よって、この時期こそ
トレーニングを開始するには最高の時期と言えます。
ただしそれは、楽しいものでなければ、なりません。
更にこの時期はオモチャや、様々な人々、動物、
掃除機、洗濯機、そして聞きなれない音など
仔犬のその後の犬生に大切だと思われる事柄を
怖がらせずに楽しく体験・経験させる時期でもあります。
そしてまた、この時期は仔犬に気になる問題があればそれを対処し始める時期でもあります。
特に、攻撃性・・。もし、生後16週未満で攻撃的な
振る舞いを見せるならすぐに対処して下さい。
仔犬の個性と将来の気性が形成されるのが生後16週前後なのです。
これは人間の5歳児に匹敵します。この時期に完全に幼児個性は形成され、この年齢以降に学んだものは
全て経験と知識に基づくものでしかありません。
個性は変わるものではありません、
そしてこれは、全くもって貴方の犬にも同じことが言えるのです。
恐怖刷り込み期(生後8-10.5週)
仔犬達は人社会を経験すると同時に重要な
「恐怖・障害回避期」に入ります。
概ね生後5週から始まりピークを生後8週から10週の間に迎えます。
仔犬の一生において、他のどの期間よりもトラウマになりそうな、
恐怖や痛みの経験が仔犬に長く影響する期間が始まります。
この時期に貴方が適格に仔犬を扱わないと、交通の往来、獣医、その他の怖い経験や、騒音、イベントごとなどに対する恐怖が長引くことになります。
恐怖や不安を仔犬が示しても絶対に誉めたり、撫でたり、
仔犬に共感してはイケマセン。
人間のソレとは真逆で
これらの行動は仔犬の恐怖心を強化するだけです。
序列分類期(生後13週-16週)
仔犬の歯が抜け始め親離れを始める時期が始まります。
仔犬達が家族の中における自分の
優位性を試し始める時期でも
有ります。噛む行為全てについて、
やめさせなければ、なりません。
この期間に愛犬に噛みの抑制を
学ばせ、理解させなければならないのです。
犬にとって飼い主が一貫性を持った強い指導者で有ることは非常に大切な事です。
生後0週-16週は犬生において最も重要な時期なのです。
その後に続く彼らの犬生における
どの期間よりも、多くの事をこの僅かな期間に吸収します。
多岐に渡るトレーニングも行動形成も無いままの生後16週の仔犬は言うなれば、成人した後にこれらの経験をするヒトと同じようなものです。
だからこそ、犬生における最高のスタートを仔犬に
切らせるための努力を飼い主は惜しんではいけないのです。
確かに・・・給仕が乳母としてお世話をする
時期は成長段階の序の口のようで実は
最も大切な時期を迎えるベビー達の素地を
健全に整える時間。
だからこそ、家の中でもサングラスを
かけてみたりジャンプ傘をバフッと開いて
見せたり大漁節やら、祭囃子を聞かせたりした給仕でした
一貫性を持った強い指導者とは、厳しさだけを
求めるんじゃなくて、常に平常心で向き合える、犬が頼もしいと感じる飼い主さんの事だと給仕は数々の保護犬達を通じて感じました。
9/20-9/26は全国動物愛護週間です
まだこのテーマは続きます