続きです。
ベッドに寝かされ、カチャカチャと準備が進められていきます。
で、感じたのは看護師の手際が悪すぎる…
多分、まだ経験があまりない方なのでしょう…
本音を言えばもの凄く嫌でしたが、誰でも最初は新人ですもの…ね…
組織を注射で吸い出すにあたってドクターから言われたこと。
・採血よりも少し細い注射針を使う
・シュコシュコと吸い出すのを2回やる(2回も刺す)
・2回やって取れなかったら諦める(刺し損)
・施術中は甲状腺の腫瘍から組織を取るため…
声を出してはいけません
動いてはいけません
唾を飲み込んだり喉を動かす事は極力避けます
とても繊細な場所なので、まずエコーでグリグリと腫瘍の場所を確認します。
そのエコーを看護師が固定してドクターが針を刺します(もちろん、痛いですよ)
エコー、ズレます。
腫瘍に針刺さりません。
やり直し。
首にエコー、グリグリ。
針刺します。
軟骨に弾かれます。
やり直し。
結局、私の首には6個の注射痕ができました…
看護師の焦りは伝わるし、ドクターの指示もピリピリしてくるし、
大丈夫ですか?とか、色々聞いてくれるけど声を出してはいけない、頷こうにも動いてはいけない。
動かないように押さえつけられる、頸部を圧迫されながら何度も首に針を突き刺され探られる。
あまりの不快さに蹴り倒したくなりましたが、良識のある大人なので耐え忍び、
結果、抗うことも許されず声を出すことも出来ず、
大丈夫ですか?の返事に涙がポロっとこぼれました。
もう嫌だ、これ以上は耐えられなさそうと喋らなくても人間どうにか伝えられるものですね。
ちなみにその日は脳神経内科の定期受診日で2科を回る時間的兼ね合いをしてもらおうと夫に同行してもらいましたので、
壁一枚隔てた向こうでリモートワークをしていました。
髪モサモサ、化粧ボロボロになって、首に6ヶ所も注射痕作って出て来た私。
その後、脳神経内科へ行って待っている時に何をしたのかを説明し、
針刺され過ぎて軟骨とかグリグリされて、本当首が(外科的に)痛い…
早くなんか食べて鎮痛剤飲みたい…と訴える私に
「ヤバいじゃん!頭頸科戻って痛いって言ってくれば?
どうにかしてもらって来なよ!」
頭頸科のドクターにも「スゴい痛みが出たり腫れたりする事があれば言って下さい」とは言われたけど、
そういう神経損傷しましたみたいなヤバいやつじゃなくて、日にち薬、時間薬の首怪我したみたいな痛みだって言ってるのに、
相変わらずヤバい!ヤバいじゃん!を繰り返し、毎度の事ですが何度説明しても分かってもらえない(病気や状態や病院のこと)感じが辛くて別の意味で涙出そうになりました
別に100%分かって欲しいなんて思わないけど、無意味に不安を煽らないで欲しい。
脳神経内科の診察を終え、会計(クレジット会計で早いレーンだけど、難病の手帳とかあるから20分くらい待つ)してお薬引換券をもらい、
お薬130分待ちだったので配送手続きして遅いランチをして帰りました。



