ICUに移されてからが地獄の一日でした。
まず硬膜外麻酔で気持ち悪い。
(硬膜外麻酔は麻薬のような強い痛み止め、女の人の方が副作用で吐き気が出る人が多いそう)
両胸にドレーンが入って色んな管が繋がって、息苦しいのにコロナ禍なので更にマスクまでつけられる。
身体は痛みで自由に動かせず、呼吸も苦しい(肺も少し取ったそう←後から知った)
気持ち悪くて嘔吐くと胸の傷が痛むという負のスパイラル。
それでもウトウトして沢山寝たつもりで目を開けると30分しか経っておらず、また気持ち悪いを繰り返す。
吐き気止めも点滴で入れてもらい、最終的には硬膜外麻酔が切られました。
辛すぎてよく覚えてないけど、痛みよりも気持ち悪さを取る事を選んだみたい。
その間に何人かドクターがいらして、何か言っていたような…
手術もちゃんと取れましたからね!と言われたような気がする。
浮腫防止にフットポンプも付いていて、看護師さん達が浮腫チェックや検温、血圧測定に3時間ごとに来てくれていたように思います。
上記を繰り返し、やっと朝が来て…
今日お昼くらいには元いたお部屋に戻れるけど、お昼からご飯食べられるかな?と。
気持ち悪い…
ご飯のこと考えただけで吐きそう…
でも痛みより何より私が怖かったのは、沢山の管に繋がれている自分。
心的なものなのか繋がっていると、引き抜いてしまったらどうしよう…という恐怖に駆られ点滴もすごく苦手。
上体を起こすのも呼吸や傷が辛かったけど、硬膜外麻酔が切られた今、経口でお薬を飲めないと自分が辛いだけだと
飲水チェックついでにお薬飲んじゃおう作戦に乗っかることに。
飲水チェックで水を、ついでに鎮痛剤やタクロリムスを飲んでしばしのち
呼吸器外科のドクターがいらして歩行チェック。
歩行チェック?!
上体起こすのさえ辛いのに歩行チェックだと?!
でも言われるがままに立ってヨチヨチと沢山の管を付けたままICUの中を半周。
また少しして呼吸器外科のドクターが2人いらして、胸のドレーンを両方抜いて大丈夫だろうと!
管まみれでレントゲンして確認後、胸部に麻酔をしてズルッと抜いてチクチク。
反対もチクチク。
背中の硬膜外麻酔の管も外されました。
手術翌日、私からまず胸の管が2本なくなりました。
背中の管もなくなりました。
少し楽になった(精神的にも)
その後、看護師さんが身体を拭いて尿道のカテーテルを抜いてくれました。
これで私に残った管は点滴と酸素、心電図モニターと酸素モニターです。
看護師さんが
「ICUでドレーン抜いちゃうなんてあんまりないんですよ!先生たちスパルタですねー」と言っていたけど、
スパルタ万歳です!!
もう一度レントゲンで確認して、車椅子で部屋に戻りました。
戻ったら呼吸器外科のドクターが何人か入れ代わり立ち代わり様子を見に来てくれて、
その後ドクターに付き添われながら病棟内の歩行チェック。
なるべく胸を張るように言われたけど痛い…
でもきちんと歩けていること、酸素の値も大丈夫とのことで酸素ボンベと酸素のモニターが外れました。
最低でも病棟10周するのがリハビリだそう。
今朝まで自分で身体を動かせなかったのに数時間後には自力で歩いてるってスゴくない?!
心電図モニターもポータブルに変わりました。
そしてお昼ご飯です。
1日半絶食でしたが、内臓を切っているわけではないので通常食です。
鬼っ!!と思いましたが、入院した人がみんな半分以上食べられれば点滴が外れると言うので気持ち悪いながらも2/3は食べました。
それを看護師さんにめっちゃアピールしてドクターに報告してもらい点滴が外れました!
↑
抗生剤など点滴ある為、針は挿しっぱ。
手術後の免疫反応で微熱が出てきました。
相変わらず気持ち悪いような…
どの姿勢が楽なのかベッドでヨタヨタ試行錯誤したりウトウトしたり、結果立っているのが1番楽でヨチヨチ病棟徘徊したり…
夕食は気持ち悪くて半分弱?
その後、抗生剤点滴して休みました。
手術後2日目。
一人でレントゲン取りに行き、シャワーの許可も出ました。
シャワー前に看護師さんに点滴のルートどうすればいいか聞いていた時に呼吸器外科のドクターが診に来てくれて点滴外していいと!
これで私に付いているものは心電図モニターだけになりました!!
やったぁー!
これは精神的にも本当に嬉しかった!!
昨日の午前中はあんなに管だらけたったのに!
ただ点滴が外れたという事は痛み止めの選択が経口か坐薬のみになりました。
しかも鎮痛剤はロキソニンだと術後MGの症状を増悪させるリスクがあるという事でアセトアミノフェンです…
結局アセトアミノフェンで痛みを乗り切りました。
痛くて寝返りも打てずだけど、頑張ったなぁ…
そうなってくるともぅ帰りたい…
今帰っても不安しかないけど帰りたくて仕方ない理由はまた次回。