快適シートで寝る気満々だったアタシ。
耳栓代わりにヘッドホンをして、別段興味もないままテキトーに映画を流した。
これがまぁ・・・いけなかった。
その時、はからずも見てしまった映画がこれ。
- 悪人 スタンダード・エディション [DVD]/妻夫木 聡,深津絵里,岡田将生
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悪人
アタシが持っていたこの映画の知識。
妻夫木が誰か殺して悪人①、深津と一緒に逃げる。
以上。
大概に言えば、スト―リーはやはりそれだけ。
とても陳腐。
ただ肉付けが半端なくてさ。
まず最初に殺されちゃう満島ひかりが本当にこれでもか?!っていうほどイヤな女を演じてて
元から彼女の顔が得意じゃないんだけど、そうじゃない人でもクソムカつく女!!!と
殴りたくなるような女でさ、悪人②
満島ひかりの演技だけでムカついて眠気覚めちゃったのよ。
満島が殺されるきっかけを作った、これも親の権力&財力を盾にきるダメ二世の岡田将生がまたムカつく演技しててさ、真夜中の峠で満島を車から蹴り落とすんだけど。悪人③
っていうのが、序章。
殺しちゃう妻夫木は、長崎で土木系の仕事を一生懸命しながら、祖父母の面倒をみている寡黙な青年。
淋しさや色んなものを埋める為に出会い系サイトを使っている。
深津はさびれた紳士服店に勤め、同じく淋しさを抱え出会い系を使う。
この2人の逃避行は陳腐だと思う。
現代人の抱える淋しさ、そういう事だと思うけど陳腐な逃避行が眠気を誘った・・が。
そののち自首しようとする妻夫木を止め、一緒に逃げようとする深津。悪人④
間に織り交ぜられる、妻夫木のお婆さん役の樹木希林が老人から金を巻き上げる悪徳商法悪人⑤に引っかかり、
マスコミ悪人⑥には追われ、小さな妻夫木を捨てた娘悪人⑦には責められ・・・・・
という、樹木希林からは目が離せない。
そして満島ひかりの父親、榎本明が娘が殺されるきっかけを作った岡田に怒りをぶつけ、危害を加えようとする危害を加えたら悪人⑧?
一方逃亡の末、警察に踏み込まれた2人は妻夫木が自ら悪人になることで深津を守ろうとしているようだった。
誰が本当の悪人なのか?と、この映画はいう。
悪の感じ方は人それぞれでしょう。
問いかけと、テーマは秀逸。
ただ長々の逃亡劇は長すぎて不要。
そして、アタシは満島・岡田・樹木・榎本、次点で松尾スズキの演技力で機内でも一睡も出来なかった・・・・・汗