デイブさんに別れを告げて、次はネパール最大のヒンドゥー教寺院、パシュパティナートへ向かう。
ここへ向かうタクシーの中で、母が運転手さんに「連れは子供か?」と聞かれ
「チョリ(娘)&チョラ(息子)」と答えたのがちょっと嬉しかった。
パシュパティナートはガンジス川の支流のバグマティ川の川岸にある。
そこにちょうど一台の車が停まり、人が集まって来た。
ヒンドゥー教徒はお墓がない。
輪廻転生を唱え、火葬した後は川に撒く。
神事に必要なものを洗っているのかな?
この少し右手に橋がかかっている。
その橋より向こうはお金持ちの人の火葬場。
こちら側は庶民の火葬場。
橋1つ隔てても、下流に向かって流れるのだから、同じなような気がいつもしてしまう。
母の隣りには誰かしらいつもいる。
煙が満ちて来たので上へと登る。
ネパールで買った帽子がサンタさんみたいになっちゃった旦那と、日除けで巻いたストールが本当に魔女みたいな母。
背筋まっすぐなおサルさん。
パシュパティナートはヒンドゥー教3大神のひとり、シヴァ神のお寺だ。
お蔵の前に牡牛がいると、そこはシヴァ神が祀られている証拠。
この牡牛さんがシヴァ神の乗り物なのだ。
これもシヴァ神の象徴。
この三つ又のものも、ムクティナートで記したけどシヴァ神がいる事を表すもの。
パシュパティナートを抜け、次はボダナートへ向かう。
道すがら、竹のブランコを見付けた。
これはダサインの時にやる、子供の楽しみだという。
さて、パシュパティナートを出る際、旦那が1人のドイツ人女性に話しかけられた。
ボダナートまでどう行けばいいか分からないという。
そして彼女と同行する事となった。
母をガイドと勘違いした彼女は、母と2人どんどんと進んで行く。
それに引き換え、熱が上がってきたアタシの足取りは非常に芳しくなくなって来た。
母の姿が見えなくなっても、野生の勘でどうにかなるわ・・と思うくらい足取りが重くなって来たのだ。














