新世界には別世界が広がっていたのである！
着物友達の美恵ちゃんに
おねだりしていた劇団花車
通天閣下の浪速クラブの公演に
連れて行ってもらった
劇場手前のポスターで
スターの名前をレクチャーしてくれる
美恵ちゃん
ん
マグちゃん
マグちゃん
うひょ～～
スゲーー
スゲーー
花車
の帯留めを手作りして装着しとった
ご贔屓さんからの花が・・・
なんと
造花 です
・・・・・・ エコ 
ですな
ですなそーゆーことにしておこう
こちらの劇場、１９０名収容との事ですが、
なんと補助席が出る大盛況
ほぼほぼオバちゃん・オバアちゃんです。
顔なじみの人を見つけて握手し合ったり、
お菓子の交換してたり、
（それもオカキだったりする
）
）おばちゃんの社交場ですわ
そして皆すごい荷物が多い
まず第一部はお芝居
兄弟仁義
もうね～ツッコミどころ満載ですよ
私たちは上手、幕が開くところに
座っていたのですが、
いきなり目に飛び込んだのは
見慣れたネズミ野郎のシルエット
は？
これは・・・きっと
ご贔屓さんからの贈り物なのでしょうね
でも・・・なぜココなのだ？
シリアスなドラマに入り込もうとする私、
その視界に入り込んでは
ことごとく現実に引き戻す
こやつらの破壊力たるや、もう
そして芝居自体も
時代考証がめちゃくちゃ
ザックリいうと渡世人の権力争いなのだが、
これは一体いつの話なのか
さっぱり判らない
部屋に火鉢があって、
お酒は徳利で買いに行くのに、
悪者の親分はキセルでなく煙草
（メビウスまわりに喫煙者いないからわからん）
まわりに喫煙者いないからわからん）吸ってるし～
組と組の争いなのに、
組の者はそれぞれ２人ずつしかいないの
（言うてやるなよ、大人の事情じゃよ
）
）ちなみに美恵ちゃんの
右近ちゃんは出てきてすぐ刺されて
チーンであった
そんなこんなで
話は進んでゆき、
感動のフィナーレの場面で・・・
やらかしてくれましたわ
私の前の席のおバアちゃん、
場面転換の時に席を立って、
トイレに行った時から
ちょっとした予感はあったんだけど
二代目組長とその兄貴分が
敵対勢力をやっつけて、
肩と肩を抱き合い、遠くを見つめるその前を、
堂々と横切るおバアちゃん
煌々とスポットライト
に照らされて、
に照らされて、観客ばかりか、
舞台上の２人にまで
じっと見つめられつつ
まったく無表情に静々と戻るバアちゃん
女性もお年を召すと
トイレ
が近くなるんだよね
が近くなるんだよねそれは仕方がないよね、うん。
だからね、これはもう劇場側が
良くないよ
女子トイレが赤いのれんのところ、
すぐ隣の青いのれんから
役者が出てくるわけよ
そりゃ舞台の前を横切って帰るわさ
バアちゃんに罪はない。
そして、役者が出てくると思って見ていると、
隣の赤いのれんからオバちゃんが
出てくるのを何度も見る羽目になったからね～
改装の折には
女子トイレの場所を変えることを
切に願って、第一部は終了
すべてを食ってしまった主役は、
そのあと何事もなかったかのように
弁当を食っていたのであった
バアちゃん最強や