あくまで私の場合だけど、自走式には転倒防止ストッパーが付いてなかった。
腹筋のある人ならキャスター上げ(ウィリーみたいな感じ)ができ、介助者つきで階段1段程度の段差も超えられる。

が、電動車椅子。
こいつには転倒防止ストッパーがついている。
折りたためるのもあるらしいけど、私のは折りたためない。

こいつが曲者で、ある薬局に入るとき自走式なら介助者が車椅子を倒す形で乗り越えられたが、電動はストッパーが邪魔をしてある角度以上は倒れない。

こいつがスロープにも影響する。
簡易式のスロープは、傾斜が大きい。
ところが電動車椅子のストッパーが引っかかり、車輪が空回りする。

うちの玄関にスロープ設置のとき、業者さんと何度も実際に登れるかを試し、二種類のスロープを試し、転倒防止ストッパーの位置を高くしてもらって解決した。


が、理想の傾斜より急なこともあり、電動車椅子のスピードがMAXで登ると後ろにひっくり返りそうになった。
最低速度だと途中で止まりそうになり、あれこれ試した結果は5段階速度の3。
これでいけるとわかったが、これも人によると思う。


そして電動車椅子の転倒防止ストッパーは万能ではない。
同じ会社の人が、後ろに荷物をかけすぎたうえ体重もかけて、ストッパーがあるにもかかわらず転倒している。



自宅でバリアフリーへの道は、試行錯誤。
こればかりは、自分で体感しないとわからないかもしれない。
スロープに関しては、設置してくれる人と話しながら実際に登ってみて決めるのがいいかと思う。


いまだにうちの玄関スロープには、軽く恐怖を覚えてるなんてこと・・・・言えないけど言っちゃう。






多発性硬化症 ブログランキングへ