みなさん、これを読まれてどう思うでしょうか?


一部の愛護団体は寄付金に目がくらみ初心を

忘れ、踏み外してしまうなど・・・

悲しいですよね。


また、ペット残酷列島が閉鎖されたのも

残念でなりません。

またひとつ真実が消されて行きました。


さっち~さんの 転載記事です~


【拡散希望】ペット業界の圧力か!?「ペット残酷列島」閉鎖 ジャーナリスト山下浩・引退

山下浩さんは上の記事をご覧になられていたようです。
あの記事は私の憶測もありましたが拡散していた事もあり同じ様に心配された方達が沢山いたのでしょう。
山下浩さんが最後に記事を残して下さっていました。(もうブログは閉鎖され残っておりませんのでURLは存在致しません。)
これらを見て、引退の直接的な理由がペット業界の圧力ではなかった事は伝わりました。
一部の圧力について裏付けが取れなかったのは悔しいですね、、
そして、立場は違うけど山下さんの気持ちが解る所があります。

団体に限らず、動物愛護活動をしている個人同志でも、似たような事がある。
動物が虐げられている事を理由にして、人間を差別、利用する人間もいる。
動物達の為に純粋に活動したい人間を脅かす。
動物愛護の中に動物虐待が同時に存在している。
この現実に私自身も消えてしまいたいと思った事があった。
動物愛護活動が広まらない理由を感じている今日この頃。
純粋に繋がりたい。


山下さんが最後に残して下さった想いをまとめておきます。
山下さん、本当にありがとうございます。

これが山下さんの最後の記事になりました。
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~「人間万事塞翁が馬 / 山下 浩」より~

2012年05月30日
引退理由の「業界圧力説」について

まずは、記事の紹介。
「ZAITEN」 2012年7月号
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6月1日発売の「ZAITEN」(旧・財界展望)7月号の特集「獣医師『淘汰時代』」において、「飼い主の無知につけ込む『悪徳動物病院』の驚愕実態」として、4ページの記事を寄稿した。

「ペット残酷列島」において獣医師という存在を直接的に取り上げることはなかったが、飼い主の実態を知る取材の過程で悪徳獣医の情報も見聞してきたのが役立った。

これがフリージャーナリストとしての最終記事となったが、北海道の片田舎で活動していた身分で、最後の仕事が「全国デビュー」とは、我ながら“有終の美”かも…(笑)
ともあれ、少しでも多くの方にお読み頂ければ幸いだ。

さて、本題である。

前回のエントリで、ジャーナリスト引退と「ペット残酷列島」および当ブログの閉鎖を通知した。それをもって最後のブログ記事とする予定だったのだが、ネット上のブログやツイッターには「ペット業界の圧力か?」という憶測と心配の声が上がり、問い合わせも少なくなかったため、この場で改めて申し上げたい。

まず、引退理由は前回記事に書いた通りであり、それ以上でもそれ以下でもない。確かに、業界と思われる筋からの警告や嫌がらせなどは幾度かあったものの、業界からという裏付けを取れなかったこともあり、公表は控えてきた。

そのため、突然の引退に「精神的・肉体的な脅迫に屈した」または「金銭的な取引に応じた」などの憶測を呼んだのかも知れないが、断じてそのようなことはなく、そういう意味で信念が揺らいだり、曲げたことは一度たりともない。

ただ、ペット問題を追うジャーナリストであり続けること自体で「心が折れた」のは確かであり、支援者をはじめ読者各位には改めてお詫び申し上げたい。

そして、引退後の大きな心残りは、ペット業界以上に悪質なケースが多い「動物愛護団体」の在り方である。有名無名や規模の大小を問わず、内部告発や情報提供が驚くほど寄せられ、また、自身の取材活動と併せて辿り着いた結論は「愛護団体が変わらない限り、ペット問題の改善はあり得ない」である。

特に、レスキューを主としている団体の代表者は初心に立ち戻り、「ボランティア活動の本質」というものを見失わないで頂きたい。人の善意を利用する「拝金主義」に、明るい未来はない。

最後に、「殺処分の現実」などYouTubeに掲載している各種の動画に関し、前回の記事で「当面は掲載を継続」という書き方をしたため「動画もいずれ消される」との誤解を招いたが、運営側に削除されるなど特殊な事情がない限り動画が消えることはないのでご心配なく。
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こちらでも引退された山下浩さんの心境が語られています。

TOKYO FM ~タイムライン~より
【行ってみました】ペット問題ジャーナリストが見た「ペット業界が全方位的に抱える問題」とは?

タイムラインのリスナーさんの中でペットを飼っているという方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
私は猫を飼っています。野良猫を拾って飼いはじめて十数年、もう猫のいない暮らしは考えられないほど、日々たくさんの幸せをもらっています。

矢野経済研究所がまとめた「ペットビジネスに関する調査結果2011」によると、2010年度のペット関連産業の市場規模は1兆3,794億円。前年度とほぼ変わらないとはいえ、日本においては巨大産業です。

しかし、気軽に飼いはじめられる分、手放すのも気軽なのか、飼えなくなった人によって捨てられ、保健所に持ち込まれて殺処分されるペットは後を絶ちません。

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マイナビニュース(2012/5/24)
犬猫の殺処分数、前年度比で約2.6万匹減少
http://news.mynavi.jp/news/2012/05/24/059/index.html

(記事より抜粋)
「全国自治体における犬猫の収容・処分数」は平成21年度が犬6万5,956匹、猫17万3,300匹、合計23万9,256匹だったのに対し、平成22年度は犬5万3,473匹、猫16万134匹、合計21万3,607匹となり、2万5,649匹減少した。
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この数字には、飼い主が持ち込んだペットの数だけでなく、所有者不明のまま持ち込まれた犬猫や捕獲された野良犬・野良猫も含まれていますが、いずれもその数は減少。引き取り・殺処分数の半減を目標に掲げる自治体と、次の飼い主を見つける譲渡活動をサポートする民間団体などの取り組みが数字に反映されているということなのでしょうが、それでもまだまだ、一年間で20万匹以上が殺されている現実があります。

* * *

ペットを取り巻くさまざまな環境を取材し発表してきた一人のペット問題ジャーナリストが、ジャーナリズムのテーマ性に限界を感じ、この6月いっぱいで廃業する、と聞きつけた私。「ペット問題ジャーナリスト」「ペットジャーナリズム」という言葉が初耳だったのもさることながら、取材を通して何が見えたのか、どうして辞めることになったのかが知りたくて、お話を伺ってきました。

北海道を拠点に活動している山下浩さんは、地元の月刊誌の記者からフリーのペット問題ジャーナリストに転向しました。そもそもは、月刊誌で取り上げる、まったく別のテーマの調査過程で、保健所に収容された動物の殺され方(二酸化炭素を充満させたガス室にまとめて入れて窒息死させる)を知ったのがきっかけだったと言います。保健所に交渉して借り受けた殺処分の映像をYouTubeにアップし、月刊誌に記事を書いたら、驚くほど反響があり、単発記事の予定が3回の連載になったそうです。

山下さんが撮影した動画「殺処分の現実」はこちらです。
とてもショッキングな映像なので閲覧注意です。


http://m.youtube.com/watch?v=DLV7-AVG_rE


http://m.youtube.com/watch?v=xZYFuFiLZ6g


その後、フリーになって全国を取材。支援者の力を借りながら、2年間の取材で得た情報をネットで公開してきたけれど、もう続けられなくなってしまった、という事情です。

ペット問題を2年間追いかけて、山下さんが出した結論は、「ペットジャーナリズムは成り立たない」というものでした。

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捨てられるペットの問題は、多くの国民にとって「自分に関係ないこと」。ペットを飼っている人も、自分のペット以外の、捨てられて殺される動物のことは、できれば知りたくないのです。原発の問題と根本的に違うのは、自分の命や生活に直結しないところ。
ペット業界は構造的な問題を抱えていますが、政治経済のように日々新しいニュースが次々に飛び込んで来るものでも、毎日新しい発見があるものでもありません。
動物愛護というテーマは社会的関心という大きな流れにはならない。圧倒的にマイノリティなのだと思い知りました。
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こう語る山下さん。
しかし私は、「ペットジャーナリズム市場」がニッチすぎて仕事として成立しないから辞めるという説明よりも、山下さんがふと漏らした「取材すればするほど動物を取り巻く環境すべてに絶望した」という言葉が引っかかりました。
買うことも捨てることもイージー過ぎる消費者、小さいほうが売れるからと生まれて間もない動物を親から引きはがす業者、劣悪な飼育環境で動物を繁殖させ、売れ残ったら保健所に持ち込むブリーダー、スポンサーや視聴率を気にしてペット業界のネガティブな面を取り上げないマスコミ・・・などは私も耳にしたことがありましたが、「一部の動物愛護団体」にも問題があると、山下さんは言います。

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大部分の愛護団体は良心的に活動しています。これはあくまでも、一部の団体の話です。

誰しもが最初は高い志を持って愛護活動を始めます。しかし、寄付を呼びかけると予想外にお金が集まるので、初心をすっかり忘れて、そこで踏み外してしまう。
かわいそうな犬猫の写真をネットにアップすれば、その状態が酷ければ酷いほどお金が振り込まれるので、そこで当初の志をはき違えるようになるんです。こんなにオイシイ活動なのだと分かると、もっと振り込んで欲しいから、そのためにはどうしたらいいかという知恵もついてくる。だから、かわいそうな犬や猫が根絶すると困る。“ほどほど”に存在してくれないと困るわけです。

NHKが取り上げたこともある愛護団体が、認定NPO法人(※1)だったんですが、3年間、再三の警告(※2)を無視して国に事業報告を出さなかったために、内閣府から認証を取り消された。NHKが取材するような団体ですら、こうです。
自分たちが保護した犬猫が生きていくために必要な活動資金以上の振り込みがある。旨味を覚えてしまうと、お金の力で人は変わってしまうんです。

※1:(2012/7/9追記:「認証NPO法人」の誤りでした。お詫びして訂正いたします)
※2:(2012/7/9追記:「警告は2回であった」という匿名のお電話をいただきました。内閣府担当部署に確認中です)

このような話は、愛護団体の代表者は決してしません。これは愛護団体を辞めた人たちから聞いた話です。

また、自分が取材した愛護団体は、内部的なトラブルも抱えていました。同じ団体でも、動物愛護に対する考え方が一人一人違うんです。「こうあるべき」という思想がそれぞれにたくさんあって、みんな「自分の考えがいちばん正しい」と思っているから、もめ事が絶えない。目指す目標は同じはずなのに、感情が先に立って余計トラブルになる。

さらに、団体同士、横のつながりでネットワークを広げて今の状況を改善しようという動きは、自分が取材した限りはひとつも見られなかった。お互いがライバルなんです。寄付金がよそに行くとイヤだから、他の団体は「同志」ではなく「商売敵」なんですね。そんな構図で愛護団体が健全になるはずがありません。ペットを取り巻く環境をよくしていくには、法整備や何かじゃなくて、まず愛護団体が変わらないと。出発点はそこからなんじゃないかと思います。
=====

私もたまに物資を送ったりして愛護団体を応援しているので、この話はショックでした。もちろん、みんながみんなこうではないと信じていますが・・・

山下さんのお話を伺って感じたことは、根深いわりに関心を持たれにくいテーマと2年間格闘したけれども、何からどうやって現状を崩していけばよいのか途方に暮れてしまい、耳を傾ける人も少なく、一人の力の小ささを突きつけられた無念さ、のようなものでした。
ペットを買う人、売る人、繁殖させる人、保護する人、処分する人。鶏と卵の関係があって、どれも密接につながっていることだから、たとえまだペット問題ジャーナリストを続けるとしても、状況が変わらないかぎりは同じ気持ちに苛まれるのではないか、そんな気がします。

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最後に、タイムラインを聴いてこのコラムを読む方に向けてのコメントをお願いしたところ、山下さんは「うーん」としばらく考えて、「本当に月並みだけど・・・」と、こんな言葉をくださいました。

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ペットを買う(飼う)なら、一週間考えてください。カワイイからといって衝動的に手に入れて、失敗したからといってゴミ箱に捨てられるものじゃない。動物を飼うということは、お金も手間もかかることです。人間の生活は制約されるし、動物はどんどん大きくなります。工業製品とは違うのですから。
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人間に育てられ、餌を与えられることが当然の生活になっており、自然に帰しても自力で生きていくのは困難な愛玩動物。いわば人間のエゴにつきあわせている以上、飼う人には最後まで面倒を見る責任があります。
動物愛好家の一人としては、理想論かもしれませんが、ペットに携わるすべての人々が少しずつでもモラルを高めて、現在の状況を少しずつでも改善していってほしいと願うばかりです。

(2012/6/27 UPDATE)水曜タイムラインWeb担当:たけなか

~以上転載~

「原発の問題と根本的に違うのは、自分の命や生活に直結しないところ。」

多くは人間の利益のためになら動く。

「子供を守ろう!動物を守ろう!原発反対!」

私はそんな世界がいい。
そんな世界が本当の意味で人間を守る事になるのだから。

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかる。」
マハトマ・ガンジー