前回の話はコチラ↑







翌朝は5時起床、外は大雨。

雨雲レーダーによると、雨が止むのは7時30分。

今日の目的地は山形県の某所(←未定)。

Google Mapのナビによると、おそらく10時間以上はかかる予定………マジか………







朝6時30分の外の様子。多少晴れ間も見えて来たが、それより網戸なんとかしろ。





(おっ?殆んど止んだみたいやな………風呂行ってくっか♪)




前夜はエアコンを点けるかどうかビミョーな温度だったが、寝袋で寝るにはちょっと暑かったのでスイッチON。
そうするとやっぱり早朝は寒くてね、改めて標高の高い所は違うな~と思ったわ。
んで、気温がちょっと涼し過ぎるくらいなうちに、せっかくだからもう一回温泉に入って行こうと思ったんだが………






普段は朝6時くらいから無料開放してる様だが、この日は30分以上遅れてオープン。
ま、無料だから文句は言えぬ。





(朝の温泉郷って、何かこう……なぁ……)




目の前は湯棚。
後3時間もすれば観光客で賑わうであろう目玉スポットも、この辺りに泊まっている観光客が浴衣姿で歩いているのをチラホラ見掛ける程度だ。
こんな場所に身を置くと、否が応でも別府の街を思い出してしまう。やだねぇ……



(あ~あ、それにしても、やっぱ今日は新潟までにしときゃ良かったかな~)



ここまで既に大量の記事を書いて来たが、今回の旅のメインはあくまでも東北である。
出来る事なら一刻も早く東北入りして小料理屋の女将と旅を楽しみたいのだが、毎度の如く現れるモネレベルな印象派達のお陰でネタに尽きないというか、そこへスポロガムのオマケみたいにセットで付いてくる悪天候やトラブルの数々。これを断捨離出来るほどオレは人間が出来ていない。

大体、山小屋ライハのヌシ話なんか己の胸だけに仕舞っとく訳にはいかねーっつの。だから未だに本題まで辿り着けないのだ(←自分次第)。






カーペットが汚過ぎて布団は使う気にならなかった(←裸足NG)。潔癖症の30代女子なら泡吹いて搬送コース。




新潟で一泊し、距離的に無理無く東北入りするのが一番良かったかもしれない。
が、そうすると好きな日本酒に溺れて翌朝は動けなくなり、次の日も、また次の日も、なんて事にもなりかねないのは目に見えている。
う~ん…新潟が東北だったらなぁ(←そう思ってる関西人多い)……










「調子のんなクソガキゃあああ~っ!静かにせいっ💢💢」





白旗の湯。
千代の湯の更に上を行く、熱湯並みの熱さである。
そんな釜茹浴槽が二つか三つ混在する共同浴場なのだが、ここでもまた貸切りをいい事に水で埋め、なんとか浸かれるくらいの湯温になったところで事件は起きた。


大学生くらいのガキンチョ四人組が、テンション高めで入って来たのは約10分後。
見た目は理系で全員メガネ。揃いの浴衣を羽織ってるって事は、ここら辺の旅館に泊まっている観光客という事だろう。


50代のオレ→独り寂しく廃墟宿
20代のガキ→みんな仲良く温泉旅館


これだけでも粛清の理由としては成立するのだが、オレが怒鳴り散らした理由はそんな事じゃない(←そんな理由だったら頭おかしい)。


日頃から、よほど仲の良い四人組なのだろう。
静かだった浴場内は、あっという間にお祭り騒ぎ。
余りの熱さに絶叫し、それを見て爆笑する気持ちも良く解る。良く解るんだがとにかく煩い。


そしてそれは段々とエスカレートして行き、遂にはオレが浸かっている浴槽でもハッチャケ祭りが開催される事となった……



「うお~っ!こっちの方がマシ!こっちの方がマシ!そっち熱すぎて無理無理!」

「あ、うん!こっちの方がいい!こっち入りやすい!」



そこへ、熱い方の湯に残った二人のうちの一人が、湯の入った洗面器を持ってこっちへ歩いて来る。

止めとけよ……マジで止めとけよ……それじゃなくてもイラついてんのやから、マジで止めとけよ……






ザバ~~ッ!



「うあっちーーっ!!!!ちょ、ヤメロって~っ!!」

「ギャハハハハハハハッ♪」







ブチッ💢




という訳で怒鳴ったのである。






さて、こういった迷惑行為に遭った場合、あなたならどうする?





①優しくなだめる

②嫌な顔はするが最後まで無視する

③風呂の中で小便して先に出る

④手持ちのガスバーナーで炙る





その他の方は対応をお聞かせ願いたい。







え、オレ?





オレは…