「ふぅ……」




下條村にある道の駅でコーヒータイム(缶)。

思えば、このブログの一番最初はキャンプ用のカセットコンロ持参で旅をしてたんだな。


あの時用に買ったコンロは、今やすっかり箪笥の肥やしになりつつある。

熱しやすく冷めやすいオレにはあるあるなんだが、来年こそはそういう事の無い様に心掛けたいもんだ(←多分ムリ)。






道の駅・信濃路下條。
蕎麦の食べ放題が有名らしいが、早朝ライダーのオレには無縁な話。



しかしまあ何と言うか……この記事を書いている今現在は12月30日の夜中だが、この関東ツーリングも自分の中ではすっかり昔話になりつつある。
何だかんだ言って、もう三ヶ月近く前の話か?そう考えると早いね本当に。時が過ぎるのは。







下條村の非常に残念なご当地キャラクターとローカルヒーロー。
ここにナビゲーターとして竜太が入るのが普通だと思うんですけど。





道の駅・信州新野千石平。
こうして比べてみると分かりやすいが、どう見ても旅する乗り物じゃねーな、オレの原付……




(あ~あ、今回の旅も明日で終わりかぁ……)



アホのオレだけに限った事じゃなく、大した連休も取れない真っ当な職業の人なら誰だって同じ様な気持ちになるだろう。

まあしかし、旅ってのは半年に一度……いや、一年に一度、それも三泊四日くらいが一番充実するもんなんだなと改めて思う様になった。

『しょっちゅうアチコチに行っといて、何をバカな事を言ってんだ!』

と怒り心頭になる人もいるかもしれないが、旅というのは所詮ビーチリゾートと一緒だ。
到着するまではワクワクが止まらないのだが、『うわー、綺麗な海!』と感動した一時間後には暇を持て余している自分がいたりする。

オレの場合、初めて個人で行った海外のビーチはタイのサメット島で、その時の感動が忘れられずにその後何度も通う様になった。

が、それは当時付き合っていた彼女が喜ぶから楽しく感じていただけで、自分自身はどうなのかと言えば、二度目の旅の…それも到着半日ほどで正直飽きていた様な気がしていた(←食いモンもほぼ不味いし)。
海外の綺麗なビーチは確かに魅力的だが、一日中眺めていても飽きないとか言うタイプじゃないオレからすれば退屈でしかない。
そう、何でもほどほど…というか、ある程度制約されたスケジュールの方が『よし、遊ぶぞ!』という意欲と有難味が増すのである。

一方、こういった行き当たりばったりの旅で、しかも中途半端に時間的余裕があると無駄にダラダラしてしまうか、オレみたいなアホ旅行者は一日の殆んどを移動に費やして終わるのだ。

本当なら、今回は以前から行きたいと思っていた神奈川の片田舎にある評判のパン屋だとか、その店を知るきっかけになったブログを書いている空手ママさんの歌謡ショーなんかもこっそり観に行こうと思っていたのだが、富士由比バイパスでのトラブルなんかもあり、結局はまた持ち越しになってしまったのである。
ホント…いい加減、物事には余裕と計画性を持って挑みたいところなのだが、いつまで経っても直らないんだな。この忌々しい悪癖は。





再び静岡に入ったところで通行止めのサプライズ(この先右)。
間違いなく竜太の呪いだと思う。






(静岡か……別に故郷でも何でもねーのに帰ってきた感があるな、長野もそうやったけど)




往き道と帰り道が被る事を【損】だと思っているオレは、それがたとえかなりの遠回りになっても別ルートを走る様にしている。

んで、往きに通りすぎただけなのに、何故だか分からんが静岡と書かれた標識を目にしてホッとするのはどういう事だろう。西に向かっているという帰巣本能みたいなもんが働いとるのか?オレは。

いや、それよりもきっと、早く子供に会いたいんだろうな。急いで帰ったところで、すぐ会える訳じゃねーのにさ。
そう思うと無性にオムツ替えたくなって来たぞ、あーっ!早く抱っこしたいなああああーっ!!





ルート変更後は峠道を抜ける事に。
何だかしらんがめちゃめちゃいい天気だったので庄野真代を熱唱






またね、長野県。