車しか乗らない人は、『こんな暑さの中をよくあんな長袖着て走っとるなー、バイク乗りは』と思うでしょ?
うんうん分かります。
昔はオレもそう思ってましたから。
でもね、もしコケたら大怪我するし、何より半袖だと余計に暑いんですよ。日焼けというより火傷になるし。
んで、いいバイクに乗ってると格好いいライダーウェア着たくなるのも分かります。
オレみたいにカビの生えかけたオッサンだって、格好いいライダーウェア着てフルフェイス被ってたら中身は分からない。
分からないどころか、そんな格好で人助けでもした日にゃ井脇ノブ子のハートにだって火が点くはず。
ただこれは非常に難しい問題なのだが、それらを脱いだ時点で詐欺師呼ばわりされるという、取り返しのつかない危険性も兼ね備えているのも事実だ。
なので、オレみたいにパッソルDJ-1の時代から原付きにしか縁の無い普通のオジサンは、そういうファッション性を備えたウェアなどに色気を出してはいけない。
ただひたすらに快適さだけを重視し、中型や大型バイクの通行を妨げない事だけに集中していればいいのである。
ライダーが多く集まる道の駅にはなるべく近寄らない様に心掛けるのは勿論の事だが、下半身の事情でどうしても利用せざるを得ない場合は、撮影の邪魔にならない様に彼等のバイクから遠く離れた片隅に停めるべし。
間違っても彼等のシマへ勝手に入り込んではいけないし、これは清き原付き乗りとしての最低限のマナーでもある。
さて、今日はそんな小型バイク乗りの皆様にはうってつけのライダーウェアを紹介しようと思う。
先日から公表していた通り、オレはあと3日もすれば鹿児島入りする予定になっているのだが、春や秋のツーリングシーズンと違い、Tシャツ1枚で南九州の炎天下を走っていいのは地元民しか許されない。
その地元民でさえ、家から500m離れた精肉屋に合挽きミンチとコロッケを買いに行く時だけ親に許されている(特に大隅半島側)。
じゃないと命に関わるからだ。向こうにルーツを持つオレが言うのだから間違いない。
で、そんなサハラを走る時に役立つライダーウェアがコレだ。
下道専門の原付きライダー向けにJAXAが開発した空調服。
通称、【唇よ熱く君を語れ】
動力となるイソプロピルアンチピリン・バッテリーとサイクロン・ブースターのセットは少々値が張るが、上半身に羽織るコックピット・サリーは良心的な価格で販売中。
またとないチャンスを、この夏は是非掴み取ってほしい。
カラーは108種類の中から選べるのも煩悩的魅力。
写真はオニカサゴ・オレンジ。
セタップ完了後は4段階の氷結コントロールが可能という事で、最近ではデスバレー国立公園でも実験が行われている模様。
これなら真夏の南九州ツーリングも快適である。
貴方も試してみてはいかがだろうか。