究極のツボは存在するのか10 | やわらげ鍼灸roomの哲学変人

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埼玉県朝霞市・朝霞台に地域密着の鍼灸(はりきゅう)治療院「やわらげ鍼灸room」院長である師岡作多(もろおかさくた)の考察系読み飛ばしブログ☆
趣味ブログのため、内容は多岐に渡ってしまいます。オムニバスだと思ってください笑

「やわらげ鍼灸room」のホットペッパーブログより転載の備忘録です。

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*【以下本文】*

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もう10回目。
 
考察し私見を述べています。 

前回の続きで、人体はもともと一つであるというところから。 

そもそも人体は一つの細胞が膜の中でどんどん分裂することで、一個体となっていきます。
 
つまり、最初の細胞と分裂した細胞は地続きで全てつながっています。
 
細胞分裂の過程で機能分担が起き、心臓や肝臓、腎臓などの各臓器ができてきます。
 
これらの臓器はそれぞれパーツとして独立しているわけではなく、
 
すべて細胞との一つのつながりの中で動いています。
 
というか、臓器など人体の構成素が細胞なので、
 
全ては一つのつながった細胞といえるのです。
 
…「気」の大先生(武術家)は、この細胞の活性化をすることで、ギックリ腰や頚椎損傷などを改善させていました。
 
≪体の細胞を部分的に活性化させる
 
→つながっている全ての細胞も活性化(統一体)
 
→体の潜在能力が出て、難病も治癒してしまう≫
 
という技法ですが、
 
残念ながらこの大先生の技術は独自のもので、誰も真似できず。
 
しかし、その実証から得た理論には、治療に応用できるヒントやインスピレーションが詰まっています。
 
この理論から考えると、
 
体のどの部分でもいいので細胞の活性化ができれば、連鎖して全身の細胞も活性化していく、となります。
 
つまり、全身どこでもツボになる。
 
お、どうやら究極のツボらしいものが見つかったかも!?
 
しかも全身どこでもいい!?
 
…こりゃもう経絡とかあまり関係なくなってきてますな。
 
弁証論治でこんがらがる心配もない。
 
肝心脾肺腎などバラバラに考えず、
 
そもそも人体は一つであると理解できれば、
 
あとは、細胞が活性化している元気なところと、

活性化していない患部のバランスを整えればよいことになります。
 
さて、ではやり方ですが、「気」の大先生のやり方は誰も真似できないので、
 
自らの技術でどうにかできないか研鑽をすることになります。
 
鍼灸、整体、クレニオセイクラルオステオパシーをどう応用できるか。
 
考えた結果、重要なのは「血流」にある、となりました。
 
東洋医学では、そもそも「気」と「血」は表裏一体で、陰陽をなしています。
 
つまり血流を考えると「気」も関係してきます。
 
…次回は「気」と「血」について考えてみたいと思います。
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以上

参考文献:◆気の先生が書かれた書物◆