究極のツボは存在するのか5 | やわらげ鍼灸roomの哲学変人

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埼玉県朝霞市・朝霞台に地域密着の鍼灸(はりきゅう)治療院「やわらげ鍼灸room」院長である師岡作多(もろおかさくた)の考察系読み飛ばしブログ☆
趣味ブログのため、内容は多岐に渡ってしまいます。オムニバスだと思ってください笑

ホットペッパーブログから転載、第5回め。
 
字数制限1000文字以内で書いてます。
 
考察私見です。あくまで個人の意見として読み飛ばしてください笑
 
↓ ↓ ↓

『今回はツボと人体の機能バランスについて考察します。
 
人体はホメオスタシスで常に健常に保たれており、
 
その生理機能は各臓器に分担されて、一つに集中しないようにできていました。
 
これが究極のツボが一つに集約されない理由だと考えられます。
 
確かにツボが存在している経絡というルートは、
 
各臓器ごとに命名され、見いだされています。
 
肝、心、脾、肺、腎、胆、小腸、胃、大腸、膀胱にそれぞれ経絡が存在し、
 
各臓器に反応するツボがその経絡ルート上に点在します。
 
…なぜ経絡というルートがあるのに、そのルート上のすべてがツボにならないのか?
 
なぜツボは特定の場所になるのか?
 
なぜツボは特定の臓器に効果を出せるのか?
 
などなど疑問は尽きませんが、
 
これは現在も研究中であり、はっきりとしたことがわかっていません。
 
…ぶっちゃけ、体のどの部分に鍼灸刺激をおこなっても、何かしらの反応が出るんですが、
 
臓器の生理機能にまで影響を及ぼせる場所となると限られてきます。
 
これが、いわゆるツボ。
 
これは数千年かけて経験的に見出されてきた場所でしょう。
 
ちなみにこのツボという考えの発祥は、まだよくわかっていません。
 
経絡経穴というと、東洋医学であり、イメージとしては中国を思い浮かべるかもしれませんが、
 
似たような考え方は世界各地にあるようで、
 
ヨーロッパのアルプス山脈で見つかった約5300年前のミイラ、アイスマンには、
 
ツボの位置を示した刺青が入っていたそうです。
 
約5300年前というと、中国に文明ができるより前なのではないでしょうか。
 
ほかタイ古式マッサージに残るセンという考えは、まるで経絡のようですし、
 
インドのアーユルヴェーダにみる心身バランスの調和を考える思想は、経絡の考え方とも共通するところがあります。
 
また古代ギリシアの四体液説は、まさに代謝循環を考えており、温めることの有効性も示しています。
 
…どうもオオモトを探っていくと、ヨーロッパであれ、アジアであれ、
 
共通して同じような考えから派生しているように思えるんですよね…。
 
あ、字数制限間近になってしまいました。
 
究極のツボから話がズレてきている感じですが、
 
研究を続けます。』
 

次回へ続く