空を 逞しく覗いて
鳥を 素手で掴もうとした
悲しみよ 羽ばたかないで
私を一人ぼっちにさせないで
嗚呼 あなたより優しいなら
そこまで私を虐めないで

泣いても泣いてもいいから
悲しみに包まれる方がよっぽど良い
孤独に追い込まれるより
私は私でまた立ち上がれるから


虹を 悠長に渡って
傘で ふわり浮こうとしてた
悪戯よ 陽を閉ざさないで
私をこれ以上 遮らないで
嗚呼 あなたより愛しいなら
複雑に前にドアを置かないで

傷んで傷んでもいいから
悪戯に弄ばれる方が尚良い
啄木鳥に突かれるより
私は痛みもいづれ力にするから


不安定な心に匙投げられる日々も
豊かな空想が私を演じさせてくれるのよ


悩んで悩んでもいいから
空想と戯れてる方が今は良い
二つの人生の中で
私は鳥達を見上げていられるから

泣いても泣いてもいいから
悲しみに包まれる方がよっぽど良い
孤独に追い込まれるより
私は私でまた立ち上がれるから