22歳の時、趣味で知り合ったアニメ好きイラスト描きの友人が白血病で亡くなりました。
お線香をあげさせていただきに友人達でお邪魔した時、亡くなる前後のお話をお母様からお聞きしました。
亡くなる前日に、彼女は、「アイスクリームが食べたい」と言ったそう。
けれど、アイスクリームは雑菌の固まり。
食べて何かあっては、と我慢させてしまったとのこと。
そして、彼女は翌日、容体が急変して亡くなりました。
こんなことだったら、アイスクリーム食べさせてあげたら良かった、
私はもう2度とアイスクリームは食べられない、
とお母様はおっしゃいました。
今朝のめざましテレビ、長野の郷土料理ベスト5に、2位であるモノが入っていて、急に思い出しました。
私のもう2度と食べられるけど、食べないモノ、
それは、長野の郷土料理"おやき"です。
義姉子が義実家でスキーを楽しんでから、自分の実家でダラダラくつろぐために帰省する時の土産は、"おやき"でした。
義姉子らが帰省すると、私はゆっくりなんかしていられません。
年末年始はバタバタ。大晦日には、義姉子らはいないので、大晦日に半日くらいで自分の実家には帰省してました。
義姉子らが帰宅したあと、冷凍のおやきを家族の人数分×2個、義母から渡されましたが、
そのうち見るのもイヤになりました。
坊主憎けりゃ、袈裟まで、
です。
出会いが違えば、"おやき"も好きになれたのだろうに。
見るだけで、悔しかった、ないがしろにされた思い出が甦り、見るだけでしょっぱいです。
長野のみなさま、すみません。
"おやき"だけは、もう2度と食べたいとは思いません。