シェイク逆流 | 凡愚の万夫不当な日常

シェイク逆流

昼にマクドでも行こうかと思い、久々のチーズバーガーを口にした。前とは違い、おいしく食べることが出来てホッとした。今ならシェイクが100円ということだったのでベタにバニラシェイクを頂く。

マクドのシェイクは絶好調の時はかなりの吸引力がないと吸い込めないのだが、今日のシェイクは飛び切り硬い。吸っても吸っても出てこないのだ。かなり気合を込めて吸って、ようやく1ml程度吸えるぐらいだった。

手で溶かしながら飲めばいいぢゃないかという声があったが、そんなことをして飲むことに対してプライドが許すわけがない。これはマクドが私に仕掛けた勝負だ。これを制しないで明日はない。

しかしこんだけ堅いシェイクを入れるのも大変だったろうなと思いながらも、これまでより一層強い力で吸引して見た。するとなんだか下のほうから手ごたえを感じ、より力をこめて全身全霊でシェイク、いや、マクドの挑戦状を吸い込んだ。

あまりの吸引力に、まるで決壊したダムのように流れ出すバニラシェイク。濁流が食道をくだり胃中の大海原に達したその時、まるでアマゾンのポロロッカのような大逆流が・・・

まあ要するにムセただけなんだが、かなりの量のシェイクを机上に吐き出してしまった。しかも鼻からもポロロッカ。痛いの冷たいの恥ずかしいのもうどうしようもない状況だった。しかしここで照れるのはもっと恥ずかしい行為。軽くチッと舌打ちをし、ナプキンで顔と机を拭いて冷静に店を後にしたのだった。

写真はポロロッカ数秒前。かなり頑張って吸ってます。