づかちょのメンタルヘルスケアを考えてる日誌

づかちょのメンタルヘルスケアを考えてる日誌

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター 飯塚桂輔です。アンガーマネジメントをはじめ、人生を楽しく張り切って過ごしていくためのメンタルヘルスケアをさまざまな角度からお勧めしていきます!

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お久しぶりです

づかちょです。

これからはアンガーマネジメントのみならず、さまざまな視点でメンタルヘルスに役立つことを発信したいと思います。


今回は

失敗学から学ぶ失敗との向き合いかたを綴っていきます。


生きていれば必ず失敗や挫折にでくわすると思います。

失敗したくない、挫折を味わいたくない、誰しもがそう思い、如何にしてそれを避けていけばよいか考えているかもしれません。

しかし、それでも失敗は避けられないことがあります。


大切なことは、失敗したときにそれを如何にして未来に活かすか、糧にするのか、ということです。


失敗学とは

起こってしまった失敗に対して責任追求のみに終始せず

根幹原因を究明する学問

として

工学者の畑村洋太郎さんが提唱しています。


失敗学では

失敗の要因は10の要因に

分類されます。


1.未知

2.無知

3.不注意

4.不遵守

5.誤判断

6.調査、検討不足

7.制約条件の変化

8.企画不良

9.価値観不良

10.組織運営不良


最近起こった企業や組織の不祥事を

この10大要因に当てはめて考えてみました。


【1】日産自動車の無資格の従業員による完成検査の隠蔽


4.本来守るべき規則が守られていない

5.「隠蔽」という判断に誤りがある

10.再発防止のために組織が正常に運営されていない


【2】コインチェック社の仮想通貨流出


1.580億円という損害額は未知の領域

6.仮想通貨の適切な管理の調査が不十分だった

10.管理体制が不十分なまま、CMを流して新規申し込み者を募った


【3】日本相撲協会の暴行不祥事


9.今回の理事選において

暴行事件解決のために警察に捜査を依頼した貴乃花親方は落選

弟子に対してゴルフクラブで殴打したり、元弟子による暴行事件の刑事訴訟を「終わったこと」と述べた

春日野親方が当選

10.協会内と外部の価値観の乖離に向き合っていない


といったところでしょうか

同じ「不祥事」でも原因は多岐にわたることがよくわかります。


事の成否だけを見て責任を追求しても失敗が起こった原因に向き合わないと、同じ失敗を繰り返してしまいます。


他人事と思わず

失敗は忌避するものではなく

その先の成功のために活かしていきたいものですね!

づかちょでした!


今回はこの本を
参考にさせていただきました