インターネット・ポルノ中毒だったが、かれこれ1ヶ月半ポルノ禁が続いている、良い調子だ
ポルノ禁をするとオナ禁も自動的に果たされる
生活習慣の改善、生理的なアプローチが、ポルノ依存には効果的で、精神療法や考え方を変える、というのは副次的なものだ
精神疾患の治療も、現代社会はしばしば心理学とか、思想とか、人間の頭の中の考えにどうも傾斜しがちだが、そもそも生活習慣を整えれば精神も身体も自然と整っていくということである(これは今までも繰り返し書いているが)
その中で、ポルノ依存を脱するためのサポートとして、AVを見たくなくなる考え方を散歩中に思いついたので、メモしておきたい
ゆうきゆう氏の「マンガで分かる心療内科 依存症編(酒・タバコ・薬物)」で紹介されていたアプローチ、「その依存対象に、あなたの大切な人(夫や妻、両親や子ども、親友など)がハマっていたらどう思いますか?」→「もしイヤなら、ご自身がそれに依存しているのをその大切な人が知ったら、どう思いますか?」というアプローチの応用だ
例えば、パチスロ依存の男性がいて、愛する奥さんや娘さんがそれを問題視しているとする
なかなかやめられなくて、その時男性に「例えば、奥さんや娘さんがパチスロ依存だとしたら、あなたはどう思いますか?「人生の中で一番の楽しみがパチスロだ」「パチスロしか勝たん」「家族といる時でも、パチスロのことしか考えられない」と言っていたら、あなたはどう思いますか?」と問いかけてみる
当然、男性はショックを受け、「そんなの、絶対にやめさせます」と言うだろう
「あなたの奥さんや娘さんからしたら、今のあなたはそういう状況にいるんですよ。どうですか? パチスロをやめられますか?」
という具合である
応用編というのは、ここにプラスアルファするのだ
AVというのは、所詮フィクションだ
撮影現場にも、「あなた」はいない(自家製ハメ撮りでもない限り)
二次元作品(エロゲ―やアダルトCGやエロ漫画)や官能小説、X(旧Twitter)などSNSのエロテキストもそうだ、そこにはあなたも、あなたのリアルのパートナーも、存在しない
つまり、こういうことだ
「あなたは、作り物の他人のセックスを「覗いて」、スマホやPCに向かって、猫背でシコシコオナニーしているんですよ?」
「もしあなたの一番大切な人が、作り物の、過激な他人のセックスを「覗いて」オナニーするのが止められなかったら、どうしますか?」
ということである
本質的には、AVは他人のセックスの「覗き」である
本来、パートナーに向けるべき性欲を、無駄撃ちしているのである
そりゃ、体調も精神衛生も悪くなるのは当たり前である
いわゆる「客観視」の手法である
一度では効かないから、これを繰り返し繰り返し脳に刷り込む
すると、「おれは覗きでシコシコオナニーしている男じゃないか……?」ということに、ある日気づく
AVでオナニーというのは、とても不自然な行為に思えてきて、違和感でいっぱいになる
どれだけAVでシコろうとも、永遠に満たされることはなく、まるで海水を飲むように、飲めば飲むほど喉は乾く、ますます過激な刺激を求めるようになる
すると、そもそもAVを見ようという気がなくなり、やがてAVが気持ち悪くなる
そして、性欲が本来向かうべきところに向かう、といった寸法である
抽象的な内容だが、実践例を書いたので、よかったら参考にしてほしい