うつをはじめとするメンタル不調に、朝散歩が効果的であるというのを某精神科医が提唱している
1度目のうつではそれを信じて朝散歩を雨の日も風の日も数ヶ月続けた
結論から書くと、朝散歩に効果はあるがタイミングが重要であり、即効性はない
朝散歩が逆効果になるのは、いわゆる急性期や極期、発症直後のタイミングである
日常生活もままならないのに、無理やり朝散歩をしたところで逆効果だ
インフルエンザで体がキツいときに体に鞭打って朝散歩しても意味はないというのはおわかりだろう
また、義務感でやる朝散歩も逆効果だ
ほんのり気分がラクになったな〜感が出てきたら成功である
急性期は「何もしてはいけない」
何もしないというのは、ただ横になってじっとしていたり、ぼーっとすることである
脳に負担を強くかけるゲームの類はやめたほうがよい
実験してみたが、やはりデバイスに触れている時間が短いほど具合が良く、長くなると具合が悪くなる
ぼーっとすることができない人間は、常に何かに追われてスキマ時間にやることを詰め込む、これがうつを招き、なおかつうつの療養を妨げる
「何もしない」ということに強く罪悪感を覚えるというのが、うつの病前性格のひとつともいえる
「有意義」や「スキマ時間の有効活用」が推奨される社会だが、文字通りこれに邁進しすぎると私のようにうつになってしまうかもしれない、自分をもっと大切にしたほうがいい
キャリアアップも将来の備えも、あなたの今の健康が失われてしまったら本末転倒、元も子もないのだ