ウルトラウォーキングに因んだ作品を読んだので紹介します。
100キロ歩いたことある人も、ない人も。
面白いので一回読んでみて!
夜のピクニック (新潮文庫)
767円
Amazon |
夜のピクニック 通常版 [DVD]
2,449円
Amazon |
じぶんが最初に強行遠足、強歩大会を知った作品です。
たまたま劇場版がTV放映されていて、最後だけチラッと見ただけなのですが、
すごく印象に残りました。
100キロ歩いたら何か変わるのか、見える世界はどうなのか。
漠然と100キロ歩いてみたいと思うようになりました。
この時はまだ、思いっきりなめてました、100キロウォーク。
それから5年くらいでしょうか、昨年は125キロに挑戦し惨敗。
2度目の挑戦にしてようやく100キロ歩けました(^^
100キロ歩いた先には違う世界がありました。
強行遠足というのは、学校行事の一環として行われるウォーキング大会です。
短いものだと20~30キロ程度の物もあるようですが、
有名なのは甲府第一高校の105キロウォークらしいです。
なんと大正時代から続く行事だとか!
昔の人からしても100キロという距離は普通のことではなかったのですね。
もっとも、一番すごい記録だと24時間で167キロ歩いた人もいたりして。化け物か(^^;
http://www.first.kai.ed.jp/sgyouji_rekishi/
こんな伝統も(//ω//)
http://buzz-netnews.com/koufu_105km
作品の元となったのは水戸第一高校です。
作品の特徴としてはやはり学校行事の中での歩行大会ということでしょうか。
この時期ならではの色んな悩みを抱えた生徒たちが、
高校生活最後の歩行際という特別なイベントに、ある賭けをする。
それだけの話です。
ただ歩くだけ。
ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう。
作品の中である女の子が口にする言葉ですが、
歩いたことがある人なら、すごく共感できるのではないでしょうか。
作品の性質上、文庫版から読むのをお勧めします。
歩くだけ、という作品の都合上、映画版だけだと淡々と進み、
あの夜の冒険は一体何だったんだろうという感じに終わってしまいます。
原作を知っている人や、100キロ歩いたことある人なら楽しめるかと思いますが。。。
100km!
Amazon |
こちらはウルトラウォーキングを始めてから知りました。
まさに、そのままのタイトル。100km!
100キロ達成後に読んだので、また夜のピクニックと感じ方が違いますが。
夜のピクニックが学校行事であるのに対し、こちらは純粋な100キロウォークイベントが題材です。
作中でも出てきますが、三河湾チャリティー100km歩け歩け大会。
著者が初めて100キロウォークに参加して、その感動そのままを書籍にしてあります。
100キロウォークの面白さがそのまんま詰まっています。
失敗した!
富士山一周する前に読んでおけばよかった(;;
主人公は何に対しても本気になることができず、何に対しても自信が持てない高校生の女の子。
それでよいとは思っていなくても、なんとなくそのまま生きていく、そんな極々普通の。
それがある日、叔父の勝手なエントリーによって100キロウォークに参加することになってしまった!
当然、棄権することもできる訳ですが。
100キロに挑戦した誰もが心のどこかで思ったことでしょう。
100キロ歩いたら何かが変わるかな?
漠然とした、淡い気持ちのまま、なんとなく参加してしまったが最後。
恐怖のデス・マーチが始まってしまった
歩いている時は、ただただツラい。
なんでこんなイベントに参加してしまったんだろう、なんでこんな事に関わってしまったんだろう。
おそらく殆どの人が思ったことでしょう。
“参加しなければよかった!!”
苦しいけど、何となく周りに流されて歩き続け。
ギリギリの境界のところで色んな人に助けられ。
何度も何度もリタイアが頭を過ぎる。
多くの人に助けられ、多くの人に支えられ、時にじぶんもひとを支え。
満身創痍のまま辿り着いた先にあったのは。。。
感動!感激!感謝!
100キロ歩いたことある人も、ない人も。
いろんな人に勧めたくなる快作。
こんな作品が埋もれたままになってしまうのはすごく勿体ない。
みんな読んで!
明日の朝、観覧車で (講談社文庫)
540円
Amazon |
100km!
のタイトルが変更になって刊行されているようです。
よかった絶版じゃなくて。
個人的には100km!っていうズバリなタイトルの方が好みですが(^^;
ゼロから完歩する100kmウォーク。【2】: 本番当日編
Amazon |
ゼロから完歩する100kmウォーク。【3】: 準備物編
Amazon |
ハウツー本もありました。
結構サラッと読める内容。3部で1~2時間くらいでしょうか。
著者は100キロウォーク3回目で完歩し、今ではかなりのペースの快速ウォーカーさん。
書籍というよりは個人のブログをまとめた感じです。
すでに100キロに挑戦したことがある人よりも、
まだ挑戦したことのない、これから挑もうとしている人向けです。
ただ、著者個人のやり方なんかも載っているので参考になる部分も。