長男は中学へ入学した頃、
期待に胸を膨らませて剣道部へ入部しましたびっくりマーク
美術がいいんじゃないはてなマーク
他の部活も見てみたらはてなマーク
という私の助言にも聞く耳持たず。
本人の中で意思が固まっていたので気持ちが他に揺らぐことはなく、
まだ入部前でも剣道は「姿勢が大事だから」
と一時正座して姿勢を正してご飯を食べる時があった程です。

入部して半年、1年生の9月頃、
上手くなりたいのに上手くできない葛藤があり、
部活が嫌だと言い出しましたあせる
そこで夫が木刀や竹刀も買い足して、
自分も一緒にやる!と夫は未経験ながらに一緒に2人で
鏡を見て素振りの練習をしました。
すると、少しやる気が出てきたようで、
また部活を再開することができました音符

そして2年生の7月に再び辞めたい波が。
3年生の先輩が引退する直前の頃。
たぶん先輩達も大会前で、部活の雰囲気がピリピリしてたのかなはてなマーク
部活に行きたくないからなのかはてなマーク
その頃、学校も休むほどでしたダッシュ
そして、大会直前は練習もまともに行っていなかったですが、
大会は一応補欠要員として参加。
先輩達の引退試合も無事に終わり、
その夜、先輩達と部活の打ち上げの食事会焼肉
日頃から手取り足取り色々お世話になり、
食事会でも気を遣ってくれたようです。
その食事会でやっぱり部活へ行こうと思えたのかなはてなマーク
吹っ切れたのかはてなマーク
翌日からまた部活に行けるように音符

3度目の波は2年生の9月頃。
同じ部活の同級生のお母さんから聞いた話だと、
男子2人が部活中だるそうにしているので、
先生が喝を入れようと「そんなんだったら部活やめろ」と
言ったらしいのですタラー
確かにその頃からかなぁ。
本当に嫌がるようになったのは。
2日程休んでいると3日目、
「明日部活に来なかったら強制退部だからな!」
と言われたと言って帰ってきましたガーン
「だから明日から行かなきゃ!」と。
甘ったれてるかもしれませんが、
喝を入れられて頑張れる子もいれば、
頑張れない子もいる。
今までももういよいよダメかなぁと思う事は
何度もありましたが、それでも頑張ってきた長男。
私はその姿をよく見てきました。
だから今まで一生懸命頑張ってきた。
それだけでも十分だと思っていますキラキラ

通常学級に転籍した中学校生活。
集団についていくのも大変な中で
勉強もそれなり、
まして部活もここまで続けてきた。
それでいいと思っていました。
多くを望んではいけないと。

私は、入部前の剣道に対する期待や気合、
2年に進級する時に部活の「入部届」を出しますが、
1年、2年の時も迷いなく「剣道部」を選んだ時のあの顔、
後輩ができる!といつも以上に張り切っていた姿、
(結局誰も入部せず・・・)
そんな長男の日々の様子を見ていたり、
反対に辛さなどを聞いていたこともあり、
無理をさせて続けさせてもあまり意味がないように感じていましたが、
ただ、やめたい理由は
剣道が思っていたのと違ったから。
部活に話せる人がいないから(現状女子2人、男子1人は幽霊部員)
面などされると痛いから(剣道をやる以上は仕方ない・・・)
という理由で、正直これ!!という理由もなかったような?

ですが夫は違いました。
何でも続けることが大事!という考えで、
自身も野球を小学校から大学までやってきたのもあって、
嫌な時とか辞めたくなることなんて誰にでもある!と。
しかし好きだからこそ続けられるものと、
好きではないから続けられないものがあり、
夫の場合と長男の場合は全然違うと私は感じています。
夫に反対されるのが分かっているからこそ、
夫に部活の話をすることができなかった
長男の気持ちも痛いほど分かるし、
でも、やめるからには夫にもきちんと話しないと
いけないことと思い、2人で話すように促した結果、
夫は夫なりに「やめて欲しくはないけれども、
最後は自分で決めること」という話をしたようです。

同じように、学校の先生も心配してくれて、
顧問と担任と長男で話をし、
顧問からは「安易に辞めては欲しくないこと」、
担任からは「部活を辞めたら、空いた時間で
勉強や何か自分のためになることをもっと頑張ること」
という話をしてくれたそうです。

その数週間後、
一時は「退部届を2週間以内に出す」という話から
なぜか「やっぱり続ける」という風に
気持ちを切り替えてきました。
何がそうさせたのかは分かりませんでしたが、
この出来事以来、一度も辞めたいと言わずに
真面目に取り組み、引退の日を迎えました。
剣道を始めて2年3ヶ月。
本当に何度も辞めたいと思いながら、
最後まで投げ出さずに頑張ってきたこと。
最後の引退試合は延長、延長の末、負けました。
でもその顔は今までで見たこともないほど、
清々しくやり切った表情をしていて、
その顔が見られただけでも、本当に良かったなと思います。

これから先、高校や大学、
就職しても辞めたいと思う時はきっとある。
その時にどんな風に助言していったらいいのかはてなマーク
部活を通してとても色々考えさせられ、勉強になりました。
結局は子供が悩んで決めた事であれば、
後は応援していくしかないと思います。
そしていつでも「味方でいて、応援している」という事を
言葉に出さなくても態度で表していけたらいいなと思いますニコニコ