いつもありがとうございます。
前回、私がちゃまの便などの不調から
たまたま６/３０と７/１９という短期間で
２回のエコー検査をして頂いたことから
何も問題なく異常無しの結果から
癌がエコーに写り発覚に至るまで
１９日のみだったという
ちゃまのケースを書かせて頂きました。
これによって
最近、愛犬愛猫の癌が分かった飼い主さんが
『数か月前にエコー検査をしたのに…』
『数か月前にエコー検査をしていたら…』
という病院への不信感や
ご自身を責めるお気持ちが
もしあるのだとしたら
『今』分かった癌は数か月前のエコーでは
写っていない可能性大かな…と思うから
どちらのことも責めないで頂けたらな。
というのが私の思いでした。
そして私はと言うと、この経験から
ちゃまの前立腺の癌は長く見ても
発生してから19日しか経っておらず
時期としてとても早期発見だったと思っていて
ちゃんと発見して下さった
かかりつけ医に感謝しているのです。
癌がエコーに写るサイズになったならば
獣医師だったら発見するのは当たり前じゃ？
と思うかも知れないけれど、
そんな段階でも病変を診落としたり
見つけられない病院、先生って
意外といらっしゃるのかなと思うところがあり
病院選びも考えたいですね…というのが
もうひとつの私が感じたことです。
今日もまた私が経験したことのみ
書かせて頂きます。
2020.10.5
私はちゃまの癌が発覚してから
手術もかかりつけ医が執刀して下さったので
他の病院には行っていません。
手術前に念の為にと大きな病院を紹介頂いて
CT検査だけはしました。
その後、転移が発覚してからは
抗がん剤以外の治療を求めて
他の複数の病院に行くことになったのですが…
簡潔に結論を言いますと
2年前に最初に転移が判明したのは
腰下リンパ節に２つの転移だったんだけど
色々な病院にお世話になる中で
この2つの転移巣（リンパ節の腫れ）を
エコーで見つけられない、見当たらない
と言った病院がありました。
エコーで分からず、気になるからと
レントゲンも撮られましたが
レントゲンでも確認出来ないと。
その後、体内の転移巣は10個近くになり
大きいものは５～6センチにもなっていたけど
上記とはまた別の病院で
確認したいからとエコーをされ
結果、転移巣はひとつも確認できないと。
そもそも体内にそんな大きな転移があったら
こんなに元気にしていられないはず。
体内の転移は誤診じゃないか。
とまで言われました。
2020.10.28 確かに元気だったぁ～
ちなみに、転移が発覚した当初
心臓の定期検診に行ったとき千村先生が
転移癌を把握されたいと心臓以外に
腰下リンパ節もエコーで診られましたが
しっかり当時の2つの転移巣を確認され
サイズまで計って下さいました。
かかりつけ医と全く同じサイズでした。
レントゲン検査をした時も腰下も診て下さり
「ここ、石灰化してますよね。
これが癌になっているところですね。」
とかかりつけ医と同じ説明を
して下さいました。
かかりつけの病院と同じくキレイな画像で
素人の私にも
その石灰化はちゃんと確認出来ました。
病院によって何故このような違いがあるのか？
何故でしょ。
一度だけかかりつけ医に、
「他の病院でちゃまの癌、
レントゲンに写らなかったですー。」と
話したことがあるんだけど、先生は
「レントゲンの機器によって画質が違い
見えづらかったりする。」と。
実際、腫瘍が見当たらないと言われた
病院のレントゲン写真、
なんとゆうかボヤーっとして見えて
クリアーではなかったんですよね。
幸か不幸か私は千村先生のところや
かかりつけ医では毎月、
ちゃまのレントゲン結果の写真を見ていて
画像の質を見る目だけは肥えていたようで
その違いはよく分かりました。
そんなわけで画質の差によるみたい。
映る物も上手く写し出されないとか。
もし私が上手く写し出されない病院で
お世話になっていたら
転移が気付いてもらえず
手を打つのも遅れたのではないかと思うと
怖いなと思ってしまいます。
私たち飼い主がどんなに早く異変に気付き
病院に連れて行っても
その病院が早く気付いてくれないと
結局、早期発見じゃなくなってしまうから
気付きに加え病院選びも大事だなと。
場合によってはセカンドオピニオンも大事だと
色んな病院でお世話になった経験から
思った次第です。
2020.10.15
ちなみに
手術前に念のためにと受けたCT検査。
私はもう「手術をする！」と
決めた上での受診でした。
手術をして5日ほど経った時に
その病院からかかりつけ医に
CT検査の結果が届きましたが、その中に、
「前立腺に悪性腫瘍の可能性なし」
という文言がありました。
もちろんね、画像だけでの診断なので
限界があるでしょうし
気になる飼い主さんはもっと詳細を
調べられるならお調べになるでしょうけど、
癌であっても「悪性腫瘍の可能性無し」
の結果が出ることもあるということに
怖さを感じてしまいました。
それで手術も治療についても
みんな決めていくと思うので…。
ちゃまはCT検査の結果は
どこにも転移はありませんでした。
だから手術も決行出来たのですが
かかりつけ医が尿道を摘出する際に
手に触れたその感覚で
「転移が始まっているかも。」と判断され
急遽、予定ではなかったペニスをも
摘出する手術内容に変更されました。
術後の病理検査の結果、
尿道の半分に至るまでの範囲に
CTにも写らないサイズのがん細胞が
浸潤していることが判明しました。
ゾッとしました。
そして手の感触だけで
的確な判断をして下さったかかりつけ医には
尊敬と感謝しかありません。
あくまでも私たちの場合ではありますが
病気や手術の難易度もあり
最新の良い医療機器に腕の良い獣医師。
このセットに助けられたと思っています。
でも病院選びって
我が子が健康で特に大きな病気や
トラブルが無かったり
極端に病院や検査を怖がるのであれば
また違った観点で見た病院が
良かったりすると思います。
お財布に優しいとか
先生との相性とか
逆に検査は極力しないとか
必要以上に薬を入れないとか。
我が仔の身体の状況、性格なども加味して
我が家にとってのベストな病院＆先生を
見つけられたらそれが一番ですよね。
そして念のためつけ加えますが
体内の腫瘍が見当たらないと言われた
２つの病院。
こちらもちゃまはもちろん私まで
とてもとても良くして頂き
やはり心から感謝をしています。
こんなに長々と書いてきましたが
『１つで完璧な病院』は無いのでは？と思うし
私にとっての良い病院とは
ちゃまの命を守ってくれたり
もしくはちゃまを可愛がり大切に扱うことで
精神面を守ってくれたり
それぞれの病院でそれぞれのカラーで
ちゃまを助けて頂いたと思っています。
そうして頂けるよう私も飼い主として
病院に対してそれなりの努力も
多少はしてきた……かな(笑)←自分でゆっちゃうw
求めるばかりでも理想は手に入れられないかな
と思ったりするし
大切なちゃまを連れて穏やかな気持ちで
お世話になりたいですからね。
そして、どこの病院もそうさせて下さり
やはり改めて感謝しかないことを
付け加えておきたいと思います。
さて、前立腺癌のワンコの飼い主さんたちと
ブログを通して知り合わせて頂きましたが
前立腺に癌が発覚してから
それが膀胱に浸潤したのが数か月後、半年後、
ゆっくりな仔だと1年以上後だというお友達が
いることを知るたびに
やはりちゃまの癌は相当悪ガキだったんだな
…と少々肩を落とすことも。
書いてきた通りちゃまの癌は
発覚自体は十分早期発見のはずなんだけど
発覚した時には既に
膀胱に少し浸潤しておりました。
やっぱり移行上皮癌の中でも
悪制度の高い子たちだったんでしょうね…
そんな強敵な悪ガキ君たちを抱えて
本当に長らく元気に頑張ってくれたこと、
今もなおちゃまをいい子いい子してあげたく
その衝動にかられまくります。
2020.10.4
そしてそんなちゃまに
発覚から手術、転移、末期の緩和まで
ずーーっと診て下さった
ゴッドハンドのかかりつけ医に
昨日は涙涙のご報告と
感謝をお伝えしに行って来ました。
いつもいつもいつもいつもいーーっつも
ちゃまを連れて、
ちゃまを診て頂きに行っていたので
そのちゃまがいなくて
待合室で何度か泣きそうになったけど…
それでも堪えていたけど…
呼ばれて診察室に入り先生に会釈して
「先生、ちゃまのこと、ありが…」
って言ったところで、あかんかった。
もぉーーホント、あかんかった。
もぉーー、嫌なのよね。
自慢じゃないけど、きったないんっすわ。
私の泣き顔(笑)←って、そこ？(笑)
でもちゃんとご報告して
先生に話を聞いていただき
ちゃまの最期についてのお話も頂いて
すごくホッとしたし心が救われました。
やはり先生がかかりつけ医で本当に良かった。
そしてじゅりの健康チェックも。
2020.10.5
「健康チェック」と可愛く言って見たけど
結構がっつり検査してきました。
そちらはまた
備忘録としても記事に残したいと思います。
大変長くなりました。
もぉーーしわけございません
最後までお読みくださった方が
いらっしゃいましたら
ありがとうございます。
病気と闘う仔とその家族の皆さまが日々穏やかに過ごせますように。
奇跡もいっぱい起きますように。
いっぱいいっぱい
起きますように！！！！！
いっぱい
診てもらって来たでちゅ♡