急に暑くなってきましたね
暑い時、体の中の熱を逃すために人は汗をかきます。
汗が蒸発するときに身体の熱を外に逃すことで
体温の上昇を逃す、人間にだけ備わった大切な機能なんです。
こうして体温を調節してくれる汗。
汗には“良い汗”と“悪い汗”があるのを知っていますか？
本来、汗はほとんどが水分で
塩分などの成分は１％未満しか含まれていません。
しかしあまり体を動かさなかったり、
温度管理された中で生活していて
汗をかかない生活をしていると、
汗をかく汗腺の機能が衰えてしまいます。
また、加齢によっても発汗機能は低下します。
機能が低下した汗腺から出るのは、
塩分などを多く含む”悪い汗”です。
ベトベトして不快なだけでなく、
急激な気温上昇に対応できず熱中症になる危険性も
塩分などのミネラルを多く含む汗は
蒸発しにくく熱が放散できません。
そのため大量に汗をかくことになり、
ミネラル分も失われるため、
疲労感が増大します
結果、夏バテや熱中症になりやすくなるのです。
さらにミネラル分が皮膚に残り、
古い皮脂と結びつくことで
雑菌が繁殖しニオイを発生させます
肌にもよくありません
“良い汗”の場合、
水のようにサラサラしていてニオイがなく、
蒸発しやすいので少ない量でも
効率的に熱を放散してくれます。
さらに代謝が上がり血行が促進されます。
脳から水分補給の指令が出ることで
水分代謝も上がり、結果デトックスしやすくなります
意識して汗をかくようにすると
汗腺の働きが高まり“良い汗”を
かくことができるようになります。
夏の暑さに負けない体を作るには
今から準備することが大切です。
体が暑さに慣れること
これが暑熱順化です
【良い汗をかくために汗腺を鍛える方法】
①のんびり半身浴
40度のお湯に15分程度がおすすめ
②涼しい時間にウォーキング
毎朝30分程度のウォーキングが理想だが、
難しい場合はストレッチやスクワットでもOK。
必ず水分補給をしながらお試しくださいね
予防医学＆薬膳マイスター矢吹理子主催
らくらく薬膳講座
お申し込みはこちら
